Furusawa Keisuke's blog

政治から映画、アニメ、将棋まで幅広く語ります。

2014年夏アニメ感想

 今日は2014年夏アニメの感想を書いていきます。

 

1位『月刊少女野崎くん

人気少女漫画家は実は無骨な男子高校生だった(!)、という“メタ”少女漫画的作品。

いやぁ、ヒロインの千代ちゃんが可愛かったですね! なにより声優の小澤亜李さん(新人)の声が、本当に千代ちゃんにマッチしてました。今年は『一週間フレンズ。』で主演を務めた雨宮天さんが注目を浴びた一年でしたが、個人的には雨宮さんよりもむしろこの小澤さんの方こそ今年を代表する新人声優だと思っています。彼女を発掘したスタッフさん、GJ!

小澤亜李さん、今後の活躍に期待したいところですが、声にややクセがあるため、役を選ぶかもしれませんね―もっとも、その声のおかげで今回千代ちゃんの役がぴったりハマったわけですが。あるいは千代ちゃんがあまりにハマり役すぎたので、しばらくは何をやっても「千代ちゃん」と言われそうですね…

 

『野崎くん』、全話面白かったですけど、個人的に特にお気に入りなのが第4話。エロゲと少女漫画、どちらも恋愛をテーマとしているはずなのに、両者はなんというか“設計思想”がまるで違うんだな、ということがよぉく分かる神回でした。

他に印象的だったのは、見た目美男子とはいえ女子(鹿島くん)が男子の先輩(堀部長)にガンガン暴力振るわれるとこ。あぁ、日教組フェミニズム勢力が主導するジェンダーフリー社会もついにここまで来たかと思いました…ゴクリ(保守派並みの感想w)

 

 


2位『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース

今春に放送が開始された分割4クール(分割されてもなお2クール!)の大作『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース』。夏クールも安定のクオリティーでした。まさに横綱相撲。

 EDの"Walk like an Egyptian"が(タイトルも含めて)『ジョジョ SC』の世界によくマッチしていましたね。やっぱり『ジョジョ』には洋楽がよく似合います。

エジプトにつくまでのストーリーはまだ“旅”としての性格が強かったので、シリアスな回を挟みつつもどこか牧歌的な雰囲気があり、楽しめましたね。ところが来年のエジプト編からはどうしてもシリアス色が強くなってしまうので、楽しみなんだけど同時にちょっと憂鬱でもあります…(^_^;)

  

 


3位『ソードアート・オンラインⅡ

2012年にアニメ化され大人気を博した『ソードアート・オンライン』(SAO)。本作はファン待望のアニメ2期!

「キリ子さん」こと主人公・キリト君の男の娘ver.アバターが可愛かったですね。「SAOシリーズ最萌えヒロインはキリトきゅん」という前々からの持論がほぼ完璧に近い形で実証され、満足です(ニッコリ 

そもそも日本は古来より中性的な美少年キャラに萌えてきたと思うのです。牛若丸とか典型ですよね。キリ子さんもそうした日本の伝統の系譜に属すと思います。

…何を言いたいのかというとつまり、男の娘は正義っ!(←ゴメン、これだけ言いたかったw)

 

今回のヒロイン、シノンちゃんは沢城みゆき(愛称:みゆきち)の声がハマっていましたね。ああいう自立志向の強い女キャラには、みゆきちの声が実によく似合う。

 

 


4位『ばらかもん

 都会に疲れた青年が、田舎で温かい人々と天真爛漫な少女とのふれあいを通じて尊厳を回復するという、見方によってはウルトラベタなお話でした。もっとも、ギャグのテンポが良かったためか、さほど気にはなりませんでした。

主人公・半田清舟を演じる小野大輔ものびのび演技していて好感が持てたけど、それ以上になるちゃん役の子役の子が本当に好演を見せてくれました! 長崎弁がめっちゃ馴染んでたのでてっきり長崎出身の子をキャスティングしたのかと思いきや、普通に首都圏出身の子だったんですね。子役の子、すごい…(^_^;)

 

もっとも、深夜アニメには田舎での人間関係を過度に美化する傾向があって、『ばらかもん』も残念ながらその系譜に入るよなぁ…と。そう考えると「田舎のウザいジジババ」を丁寧に描いた『凪のあすから』はやっぱ偉大だったんだなぁ、と改めて思います。

 

ばらかもん 第四巻 [DVD]

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5位『アルドノア・ゼロ

魔法少女まどか☆マギカ』でおなじみの虚淵玄が脚本を、『戦国BASARA』『進撃の巨人』などでおなじみの澤野弘之が音楽を担当するという話題作。

 

主人公のオナホさん…じゃなかった、伊奈帆さんは実に冷静でしたね。「冷静すぎて気味が悪い」という意見もネット上では目立ちますが、当方、個人的に熱血漢がだぁーい嫌いなので(w)これくらい冷静な子の方が、かえって良いです(^_^;)

 

ヒロイン・アセイラム姫を演じるのは『一週間フレンズ。』で一躍ブレイクした雨宮天さん。ただ個人的にはもうちょっと声を使い分けてほしかったかな。アセイラム姫、まんま藤宮さんだったしね…w 

 

 

残念賞『残響のテロル

カウボーイビバップ』『サムライチャンプルー』でおなじみの渡辺信一郎監督作品。

この方は、わりと反米&マッチョイズムの映像作家さんなんですよね。『残響のテロル』は渡辺監督のそうしたカラーがモロに出てたと思います。

要は「アメリカの支配に核武装で抗う日本」の話なんだけど、政治的にはセンシティブな話題なのだとしても、サブカルチャーの想像力としては、ぶっちゃけ陳腐なんだよね。政治の世界とサブカルチャーの世界は違うのだと、改めて痛感。

監督のもう一つの特徴、マッチョイズム(とそれに伴う女性蔑視)の方も気になりますね。ヒロインのリサちゃんはボーっとしてて、なんだか木偶の坊みたいな女。「ああ、渡辺監督はやっぱ女が描けないんだなぁ」と思いました。『サムライチャンプルー』のヒロイン・フウちゃんはそうでもなかったのにね。

 

 

まとめ

率直に言って、冬、春と比べると夏は個人的にやや不作と感じました。それでも『月刊少女野崎くん』のような良作がちゃんと出てくる。深夜アニメの世界はこのように豊饒だから、安心ですね。

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