Furusawa Keisuke's blog

政治から映画、アニメ、将棋まで幅広く語ります。

白鵬関と「この国の魂」

みなさん、新春をいかがお過ごしでしょうか。

日本海側では相変わらず大雪が続いているようですが、私のいる静岡ではそんな大雪など嘘のように、穏やかな天気が続いています。

 

さて、今日は本当なら昨年のうちに書こうと思っていた話を書くことにします。

昨年の暮れは大掃除やら何やら、やることが多くてあわただしくて…というのは嘘で(w)、単にネットで将棋してだらだら過ごしてしまったというのが真相です。いやぁ、お恥ずかしいかぎりで…

というわけで、年末だらだら過ごしてしまった分、新春に積極的に記事を更新していこうと思います。

 

今日のお題は、「2014年で一番感動した言葉」。

私は、大相撲で歴代最多32回目の優勝を決めた際の、横綱白鵬関の「この国の魂と、相撲の神様が認めてくれたからこの結果があると思います」という言葉を挙げたいと思います。

 

彼のこの言葉を聞いて、私はクリント・イーストウッド監督の映画『グラン・トリノ』を思い出しました。

グラン・トリノ』とは、だいたいこんな内容の映画。

アメリカの片田舎にクリント・イーストウッド演じるレイシストの偏屈な爺さんがおりました。家族からも愛想を尽かされた彼にとって唯一の誇りといえるのが、愛車グラン・トリノ。時代から取り残されたそんな愛車のことをただ一人「かっこいい」と言ってくれたのが、隣に住むアジア系の青年だった。青年との交流を通じて、レイシストだった爺さんの心境に変化が訪れる…。

ネタバレ部分を白字にして書くと、爺さんの死後、青年がグラン・トリノの新たな所有者となります。

こうして、アジア系の青年でもアメリカン・スピリット(グラン・トリノ)の継承者となりうるのだと宣言して、この映画は幕を下ろすのです。

 

白鵬関にも、同じことが言えるのではないでしょうか。

言うまでもなく、彼はモンゴル出身です。日本生まれ日本育ちの“純粋な日本人”ではない。そんな彼でも、「この国の魂」の継承者となることができたのです。

 

テレビなどを見ると、よくコメンテーターの人たちが「モンゴル勢の快進撃が続く中、待望の日本人横綱はなかなか誕生しませんねぇ」と発言する光景を目にします。

 

実にくだらない。

 

日本人が横綱になれないから、何だというのか。

 

横綱に―「この国の魂」の継承者に、国籍など関係ない。

 

白鵬関の言葉は、私たち日本人に、そう教えてくれるのです。