Furusawa Keisuke's blog

政治から映画、アニメ、将棋まで幅広く語ります。

【電王戦】人間側が勝ち越し

今日は週末なので、まず録画機器に溜まりに溜まりまくった深夜アニメを視聴するところから一日をはじめました。

朝の8時からぶっつづけでアニメを見まくって(w)、そろそろ疲労で集中力も落ちてきたので、12時に昼食休憩をとることにしました。

んでNHKの正午のニュースを見ようと、テレビをつけてチャンネルを1にまわしたところ…

天下のNHK「電王戦第5局終了。プロ棋士側が初の勝ち越し」と報じているではありませんか!

もう、驚きのあまり「ファッ!?」と思わず口に出してしまいました(^_^;)

 

電王戦は人間のプロ将棋棋士とコンピューターソフトとが対局する、将棋の棋戦です。

これまで人間側が第1局、第2局と続けて勝利してきました。

ところが続く第3局、第4局ではコンピューターソフトが本領を発揮し、2連勝。最終的な決着は最終局である第5局に持ち越しとなっていました。

対局するのは中堅世代の強豪・阿久津主税(ちから)八段と、昨年秋の電王戦トーナメントで優勝したコンピューターソフト・AWAKE(アウェイク)。

正直、阿久津八段にとってはかなり厳しい戦いになると思われていました。

僕も「あっくん(阿久津八段の愛称)に頑張ってもらいたいけど、まぁ正直難しいだろうなぁ…」と思っていたので、録画したアニメを一通り見終えた後、こっそりニコニコ動画での生中継を覗いてみて、阿久津八段が不利っぽかったらさっさとブラウザをたたんで日常生活に戻るつもりでいました。

 

ところがどっこい、阿久津八段が、それも信じられないほどの短時間で勝ったというではありませんか!

 

驚いてネット上を巡回したところ、どうやらこういうことだったようです。

まず阿久津八段が、AWAKEの弱点が出る「角交換四間飛車と呼ばれる戦法へと誘導。AWAKEは交換した角を先手陣に打ち込んだものの、その角がその後の局面で取られることがわかり―これを将棋用語で「角が死ぬ」と言います―AWAKE開発者が対局開始からわずか49分で投了を宣言したのでした。

AWAKEがこの局面で角を打って不利に陥ってしまうのは、アマチュア含め将棋関係者の間では以前から知られていたといいます。ソフト開発者としては、この角打ちを見てその後の局面に絶望してしまったのでしょう。

 

とはいえ、やはり早投げは残念でした。

早投げしてしまうとファンもがっかりするし、スポンサーであるドワンゴにも迷惑がかかってしまいます。たとえ角打ちで形勢が不利になったとしても、詰みの近くまで対局を続けてほしかった。

もっとAWAKEに指させてあげたかった。

 

今日は対局後の記者会見まで見ましたが、ソフト開発者の方が阿久津八段に不満をぶつけていて―言っちゃ悪いですが―正直「なんだかなぁ」と思いました。

不満は、今回の対局ルールを定めたドワンゴ(とソフト開発者である自分自身)に対してぶつけるべきであって、勝負師である阿久津八段にぶつけるのは、違うと思ったのです。

ソフト開発者の方は「元奨」(元奨励会員を指す略語)なのだそうです。かつてプロ棋士を目指して精進した人なので、僕としても応援したい気持ちはあったのですが…。

元奨だと、「将棋棋士はこうあるべき」という理想を、他のプログラマーの人々よりも強く抱いてしまうのかもしれません。

 

なにはともあれ、こうして電王戦が終わりました。

最後に、今回の電王戦に出場したプロ棋士5人、そしてコンピューターソフトの生みの親であるソフト開発者の人々に敬意を表したいと思います。