Furusawa Keisuke's blog

政治から映画、アニメ、将棋まで幅広く語ります。

最近見た映画の感想(第2回)

以前、最近見た映画の感想という記事を書きました。

今日は2回目。以降、シリーズ化しますw

 

・『ショーン・オブ・ザ・デッド

歴代のゾンビ映画の集大成的パロディ作品。

…といっても、私はあいにくゾンビ映画には明るくないので、良さがイマイチ分からず…(^_^;)

ただラストで描かれた(ここからネタばれになるので色反転)人間とゾンビとが共存する社会という発想は面白かった。このラストにもっと尺を割いても良かったのにな、と思う。

 

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・『青いパパイヤの香り

夏至』『ノルウェイの森』など、映像美に定評のあるトラン・アン・ユン監督のデビュー作。主人公の少女を演じる子役のみずみずしさが印象的。

 

 

 

・『ボンボン』

20年間勤めた職場をクビになった中年のアルゼンチン男性。ひょんなことから血統書つきの名犬「ボンボン」のブリーダーになることに。種犬となることが期待されたボンボンだったが、なんとイ○ポであることが判明し…

本作における「ボンボン」はアルゼンチンという国のメタファーに他ならない。

かつては南米第一の経済大国であり、その豊かさは欧州諸国にも引けを取らぬほどだった。しかし第二次大戦後はすっかり没落し、債務不履行(デフォルト)も何度も経験した。

そんなアルゼンチン(=ボンボン)に「もう一度、立ち上がれ」とエールを送っているのが、この映画なのだ。

 

主人公役のおじさん(なんと俳優でなく素人なのだそうだ)が終始見せる、温かみのある表情もまた、なんとも印象に残った。

 

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・『トゥモロー・ワールド

新生児がまったく生まれなくなった、近未来のディストピアが舞台。

印象に残ったのが、物語終盤。実に18年ぶり(!)に誕生した赤ん坊を抱えて主人公とヒロインが戦場から脱出するシーン。主人公たちの前に群がった不法移民や兵士たちが、ほとんど「崇拝」と言ってもいいような眼差しで赤ん坊を見つめる。

これを見て、漫画『はだしのゲン』を思い出した。主人公・元(ゲン)の妹でまだ新生児である友子は、誘拐され、被爆者たちが集まるバラック屋で「お姫さま」と崇められる。

戦場、あるいは被爆地という極限の環境において、赤ん坊はときに、崇拝の対象ともなりうるのだ。

 

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