Furusawa Keisuke's blog

政治から映画、アニメ、将棋まで幅広く語ります。

最近見た映画の感想(第5回)

今日も映画の感想を書いていきます!

 

・『マブイの旅』

東京でリストラに遭い、逃げるようにして沖縄へとやってきた男。そこで彼は、ある娼婦と出会う。

本作において描かれる沖縄は、どこか「暗い」。天気はたいてい曇天模様。登場する街も、雑然とした商店街や郊外の住宅地、本土にもありそうなショッピングモール、等々。

…そう、なにも、澄みわたった青い空、青い海だけが沖縄じゃない。いや、そんなものはしょせん観光ポスターの中にしか存在しない空想の世界、もっと言えば「オリエンタリズム」の産物にすぎないのだ。

 

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・『コミュニストはSEXがお上手?』

1989年のベルリンの壁崩壊まで、西側諸国にとっては鉄のカーテンの向こう側の国だった、東ドイツ。

その東ドイツでは、我々の想像(あるいは偏見)に反して、極めて先進的な性教育が実施されており、女性の社会進出はむしろ西ドイツよりも進んでいた…

我々西側の人間の、東ドイツを見る目が変わる、実に刺激的なドキュメンタリー映画の傑作だ。

 

コミュニストはSEXがお上手? [DVD]

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・『小さな兵隊』

デビュー作『勝手にしやがれ』につづく、フランス映画界の巨匠ジャン=リュック・ゴダールの長編第2作。

アルジェリア戦争」という、現代フランスにとってのトラウマ―米国にとってのベトナム戦争に相当―に正面から向き合ったがために、撮影から公開まで3年もの歳月を要したという問題作でもある。

 

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・『ウイークエンド』

『小さな兵隊』と同じく、ジャン=リュック・ゴダールによる長編映画。前期ゴダールから中期ゴダールへの移行期に撮られた作品でもある。

彼の代表作『気狂いピエロ』同様、本作でもゴダール節は健在。登場人物による寸劇が映画の随所に挿入されている。

ファンにとっては「これぞゴダール!」と言ったところだろうが、初めてゴダール作品に触れる観客はさぞ面食らうことだろう。

 

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・『橋の上の娘』

セーヌ川の橋の上で出会った、自殺願望のある女とナイフ投げの曲芸師の男の物語。

女はやがてナイフ投げの的となり、男とともに旅をする。いうまでもなく、男を全面的に信頼し切らなければ、ナイフ投げの良き的となることはできない。

女はナイフ投げの男を信頼し、ともに巡業を続けるが…

主演女優ヴァネッサ・パラディの美しさに、思わず惚れ惚れしてしまう。そんな彼女、プライベートでは、かのジョニー・デップ事実婚の関係にあった(現在では破局したそうだが)。

 

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