Furusawa Keisuke's blog

政治から映画、アニメ、将棋まで幅広く語ります。

羽生さん、名人防衛へ

昨日から二日制で行われていた、将棋の第73期名人戦七番勝負・第五局。

170手にて後手・羽生善治名人が勝利! 今シリーズ4勝1敗で名人位をみごと防衛しました。

 

将棋の羽生さんといえば、言わずと知れた将棋界の第一人者。96年2月には前人未到の七大タイトル独占という大偉業を達成、「七冠王」と称されました。

その後も常時複数のタイトルを保持し続け、「絶対王者」の異名を誇る羽生さん。普段は温厚ながら盤上では勝負の鬼に徹することから、将棋ファンの間では「鬼畜眼鏡」とすら呼ばれ恐(畏)れられる存在でもあります。

 

今回の名人戦でも羽生さんの「鬼畜っぷり」は全開でした。

今シリーズの挑戦者は行方尚史(なめかた・ひさし)八段。将棋ファンからは「ナメちゃん」の愛称で親しまれています。

昨年度のA級順位戦を好成績のうちに終え、プレーオフの末みごと挑戦者の権利を勝ち取った行方八段。

しかし、そんな好調な行方八段にとってすら「羽生さん」という壁はあまりに厚かった。

 

今シリーズ、第1局では早々と投了(降参)してしまった行方八段でしたが、第2局以降は羽生さんを相手に、名人戦の舞台に恥じない大熱戦を繰り広げました。

そして第4局。終盤まで後手・行方八段が優勢に駒を進め、もはや勝勢かと思われたのもつかの間、羽生さんがまさかの大逆転で勝利をおさめ、名人防衛に王手をかけたのでした。

この逆転劇は本当にすさまじいものがあり、普段羽生さんを応援することの多い将棋ファンたちもこの時ばかりは羽生さんに対し心底から恐(畏)れを抱いていたようでした。

 

そして今日の第5局。これまた途中までは先手・行方八段優勢かと思われましたが、羽生さんはそこから形勢を覆して入玉―王様が敵陣に突撃すること。これにより王様はむしろ安全になる―を果たします。

さらに今度は逆に先手(行方)玉の入玉を阻止し、ついには追い詰めてしまいました。

羽生さんはこれで今期の名人戦をみごと防衛、タイトル獲得通算記録を前人未到の91期にまで伸ばしたのでした。

一方の挑戦者・行方八段。第1局を除けば将棋の内容自体は極めて良かっただけに「相手が羽生さんでさえなければ…」と悔やまれるところです(いやマジで)。行方八段には今回の敗戦を引き摺ることなく、今年度のA級順位戦をおおいに頑張ってほしいですね!

 

名人戦終了から1週間と待たずに、今度は次なるタイトル戦・棋聖戦が行われます。

次に羽生さんに立ち向かうのは、関西若手界のホープ・豊島将之七段です!

今度はどんな熱戦が繰り広げられるのか、今から楽しみですねっ!