Furusawa Keisuke's blog

政治から映画、アニメ、将棋まで幅広く語ります。

ドワンゴ新棋戦立ちあげへ

ニコニコ動画を運営するドワンゴが、将棋の新棋戦を立ち上げたというので話題になっています。

 

エントリー(志願)制によるというこの新棋戦、プロ棋士がトーナメントを勝ち抜いていき、優勝した棋士が来年春にコンピューターソフトと対局するというもの。

現時点ですでに「てんてー」の愛称で親しまれている藤井猛九段をはじめ人気棋士の出場が発表されており、彼らの対局をほぼ毎週見られるようになるというのでさっそく将棋ファンは狂喜している模様です。

今回の新棋戦は、持ち時間が少ない早指し戦。

これは(同じく早指し戦である)今年の朝日杯のニコ生中継の際にも思ったことですが、一日で複数の対局がサクサク進む早指し将棋はネット時代のスピード感に対応していて、とってもgoodです

 

これまでドワンゴが主催してきたのは、人間のプロ棋士とコンピューターソフトとが対局する「電王戦」でした。

しかし今年の電王戦FINALで、人間がソフトに勝つにはプログラムのバグをつくのが効果的であることが分かり、人間とソフトが真っ向から力勝負を挑む「真剣勝負」は実現が難しいということが分かってしまいました。

そこで今回の新棋戦です。

これからは基本的に人間対人間の戦いをメインに中継して、人間対ソフトの戦いはそれが終わった後に、一種の“セレモニー”として開催するということなのでしょう。軸足は、「人vs人」に移す。

妥当な判断でしょうね。おそらく人間とソフトとの対局はあと1,2年で興行としては完全に賞味期限切れになると思います。このたび立ちあげられた新棋戦には、その後も末永く継続してほしいものです。

 

今回のニュースで注目したい点が他にもあります。

ある評論家が「ネットは未だに既存メディアを乗り越えることができずにいる」と指摘しています。

僕も大枠ではその通りだと思います。しかし、将棋界だけは例外

将棋界ではもはや完全にネット(ドワンゴ)が既存メディア(新聞社)を圧倒しています。

ドワンゴによる今回の新棋戦立ちあげは、それを象徴する出来事とも言えるのです。

一見もっとも伝統的なように見える将棋界は、その実、日本社会の最先端を行っているのかもしれませんね。

 

…ちなみに、この新棋戦、名称はまだ未定であり、ネット上で名称を公募するとのことです。

普通に「ニコニコ杯」または「KADOKAWA・DWANGO杯」あたりでいいように思いますねぇ。

あんまり小難しい漢字を使った厨二くさい名前は、勘弁願いたいものです…