Furusawa Keisuke's blog

政治から映画、アニメ、将棋まで幅広く語ります。

最近見た映画の感想(第14回)

今日はフィンランドが生んだ鬼才、アキ・カウリスマキ監督の作品を集中的に取りあげます!

 

・『罪と罰 白夜のラスコーリニコフ

カウリスマキ監督の記念すべき監督デビュー作。ドストエフスキーの超有名小説『罪と罰』を、舞台を現代(80年代)のフィンランドに置き換えたもの。

大まかなプロットは原作を踏襲しつつも、結末を原作よりもシビアで救いの無いものにしている点は、個人的には好感が持てました。

ただ、原作のラスコーリニコフにあたる主人公ラヒカイネンが生え際が後退した冴えないオッサンなのがショック。ラスコーリニコフはイメージ的に『デスノート』の夜神月的なイケメンであってほしかったのに…

 

・『マッチ工場の少女』

カウリスマキ監督が得意とする、下層階級の人間模様を描いた作品。

登場人物の無表情な演技、毒のこもったユーモアなど、カウリスマキワールド全開!

 

 

 

・『ハムレット・ゴーズ・ビジネス』

文学好きのカウリスマキ監督、『罪と罰』に次いで映像化を手がけた文学作品は『ハムレット』。

陰影が強調されたモノクロ映像がイイ感じです。

 

・『真夜中の虹』

カウリスマキ作品では常に失業者、日雇い労働者、犯罪者など社会の底辺の人々が主役を張ります。本作は、ある犯罪者の、恋人とその連れ子をも巻き込んだ逃避行の物語。

 

 

・『愛しのタチアナ』

フィンランドの片田舎を旅するロックンローラーの物語。上述の『ハムレット~』同様、陰影の強調されたモノクロ映像がかっこいい。上映時間はわずか1時間程度だが、体感時間としては1時間45分くらいの映画を見たように感じる。

 

・『浮き雲』

ともに失業の憂き目に遭いながらも、なんとかして人生の再起をはかろうとする夫婦の物語。今回取り上げたカウリスマキ映画の中では、個人的に一番好きな作品です。