Furusawa Keisuke's blog

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新発見つづく冥王星

冥王星に探査機「ニューホライズンズ」がはじめて接近、おどろくべき新発見がつぎつぎとなされています!

 

NASA冥王星の表面に、標高3500mほどの山脈があることを発表しました。

標高3500mといえば、日本なら富士山や日本アルプスに匹敵するほどの高さです。

これらの山々は、地球のような岩石ではなく、氷(H2O)によって構成されていると考えられます。

それ以外の物質―メタンなど―ではこれほど急峻な地形にはならないからです。

冥王星のように太陽から遠く離れた極寒の惑星では、水はつねに氷(個体)として存在します。

したがって氷が岩石の代わりを果たすのです。

 

話は冥王星からややそれますが、同じく氷の地殻が存在する天体として、土星の衛星タイタンを挙げることができます。

タイタンにはなんと「海」がありますが、その海を構成するのは水ではありません。

液体メタンなのです(タイタンの温度ではメタンは液体として存在する)。

タイタンでは液体メタンの雲が浮かび、そこから液体メタンの雨が降り、それが液体メタンの川に流れて、最後に液体メタンの海に注ぐのです。

このような海を支える地殻は氷です。

つまりタイタンでは液体メタンが地球における水に相当し、氷が地球における岩石に相当するのですね。

このように太陽系の外側では、(おもに)氷によって構成される天体はごくありふれた存在なのです。

 

今回ニューホライズンズによってなされた、冥王星のさらなる発見として、クレーターが思いのほか少なかったことが挙げられます。

これは、冥王星の地形が定期的に更新されていることを示します。

火山活動などの地質活動が存在しない場合、天文学では「死んだ星」と見なしますが、冥王星はすくなくとも最近までは「生きていた」可能性が示唆されました。

 もし冥王星が「生きていた(いる)」とするなら、そのエネルギー源は一体何なのでしょうか。

木星などの巨大惑星の衛星であれば潮汐力がエネルギー源として考えられますが、当然冥王星ではその可能性はありません。

冥王星のエネルギー源は一体何なのか―天文学者にとっての新しい宿題となりそうです。

 

それにしても地質活動があった(ある)というのは非常に重要です。

地質活動があれば(地殻の氷を溶かして)液体の水が存在する可能性があり、そこに生命が存在する可能性すら考えられます。

これまで冥王星は太陽系最果ての「死の世界」とされてきました。

しかし、意外や意外、そこにはエネルギーに満ちた世界が広がっている可能性が示唆されたのです。

 

冥王星の探査の進展により、従来の常識がどんどん塗り替えられています。

ワクワクしますね!