Furusawa Keisuke's blog

政治から映画、アニメ、将棋まで幅広く語ります。

靖国と「俗」

靖国神社の夏の風物詩ともいえる「みたままつり」。

つい最近知って驚いたのですが、靖国では今年からこのみたままつりの露店を廃止したのだそうですね。
私は、露店に象徴されるみたままつりの「俗」な感じが好きだったので、このニュースは残念でした。

 

意外に感じられるかもしれませんが、靖国神社を聖地と崇める右派も、「戦争神社」と批判する左派も、どちらも靖国を「俗」から隔絶した場所と捉えている点では、実は同じなのです(このように、鋭く対立する両者が実は同じ前提を共有している、というのは政治思想の世界ではよくある話です)。


でも、靖国の本当の魅力は「俗」が混じったところにこそあるのではないでしょうか。

 

一昔前に『靖国 YASUKUNI』というドキュメンタリー映画が公開されてずいぶんと議論になったものでした。
私も見ましたが、まぁハッキリ言って、クダラナイ映画だと思いましたw

それは、8.15における狂騒(あるいは「祝祭」)の靖国ばかりが描かれていて、みたままつりなどの靖国の「俗」が描かれていなかったためです。

みたままつりの露店、集まるマイルドヤンキーな若者たち―これら「俗」を全部ひっくるめての、靖国だと私は思うのです。

 

8.15の(みたままつりとは全く違った意味での)「祝祭」の靖国だけが、靖国なのではない。
そんなことも分からないとは、『靖国』の監督は―日本人ではなく中国人であることを考慮しても―ドキュメンタリー映像作家にあるまじき鈍感ぶりだよなぁ、となかば呆れたのをよく覚えています(^_^;)

 

靖国 YASUKUNI [DVD]

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話はみたままつりに戻って、来年からまた露店を復活させてもいいんじゃないでしょうかねぇ。

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