Furusawa Keisuke's blog

政治から映画、アニメ、将棋まで幅広く語ります。

最近見た映画の感想(第20回)

今日は岡本喜八監督作品を中心にとりあげます!

 

・『洲崎パラダイス 赤信号』

戦後間もなくのころの赤線地帯「洲崎」を舞台に、若い男女の青春を描いた作品。

ヒロイン・新珠三千代がきれい! 明るく活発でとても魅力的な女性を演じています。

それにひきかえ三橋達也演じる主人公の男のぐうたらっぷりときたら。これじゃヒロインがもったいない!

 

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・『肉弾』

「あいつ」と呼ばれる大学生の二等兵(本名不明)。彼の孤独な戦争を描いた岡本喜八監督作品。

「あいつ」がなんと白骨になってしまう(!)ラストシーンも含めて、全編シニカルな雰囲気に満ちていて面白い。

 

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・『独立愚連隊』

第二次大戦中の中国を舞台に、日本軍のはみ出し者たちの部隊「独立愚連隊」の活躍を西部劇風(!)に描いた岡本喜八監督の娯楽大作。

公開当時は好戦的と批判されたようだが、私としてはこういうフザけたノリの戦争映画のほうが、むしろ戦争のばかばかしさをよく描けていると思う(上に挙げた『肉弾』にもつうじる)。

 

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・『無法松の一生』

人力車の車夫と軍人の未亡人との交流を描いた作品(58年公開)。

監督・稲垣浩は戦前に同名の映画を撮っていたが、検閲にあい一部シーンのカットを余儀なくされたという経緯がある。その稲垣監督が戦後になってセルフリメイクしたのが、本作。

主演・三船敏郎、ヒロイン・高峰秀子はさすがの好演。

終盤、主人公が祇園太鼓をたたくシーンはビートがきいていて、なかなかにかっこいい。

 

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・『江分利満氏の優雅な生活

高度成長期における戦中派のサラリーマンの日常をコミカルに描いた佳作。

主人公夫妻の新婚生活を靴だけ(!)で描いたり、ところどころアニメーションを用いたり、なかなか野心的な演出がなされていて面白い。

ただ終盤、戦中派の主人公が先の大戦をボヤく場面は、どうにも説教臭くていただけない。