Furusawa Keisuke's blog

政治から映画、アニメ、将棋まで幅広く語ります。

『アルスラーン戦記』に思うこと

TBSにて日曜5時(いわゆる「日5」枠)に放送されているアニメ『アルスラーン戦記』、毎週たのしみに見ています。

 

田中芳樹原作の『アルスラーン戦記』、中世イスラーム世界を舞台としたファンタジー作品という点で、同じく日5枠にて放送された『マギ』と共通します。

『マギ』が基本的に子供向け(ただし時に大人もハッとさせられる)ファンタジー作品だったのに対し、『アルスラーン戦記』はより大人向け、という感じです。

 

最近のファンタジーもののラノベ(とそれを原作とするアニメ)では、英語やドイツ語、場合によっては日本語までもが入り混じった、言語的ちゃんぽんの世界観が多いので参ってしまいますが(^_^;)、『アルスラーン戦記』では、主人公の国パルス(ペルシャ帝国がモデル)の各名称は基本的にペルシャ語に基づいているので、なんというか、安定感があります。

この他、キリスト教国をモデルとした国ではラテン語、エジプトをモデルとした国ではアラビア語という風に、使用される言語にもこだわりが見られます。

 

私が思うに、(田中芳樹はじめ)かつてのクリエイターたちは、フィクションにリアリティを持たせるべく、ちゃんと現実(の世界史)を参照していました。
今はどうでしょう。

今のクリエイターたち(ラノベ作家とか)は、批評家・東浩紀さん風にいえば「データベース的消費」をしているだけのように、私にはどうしても感じられます。

フィクションをつくるさいに、現実を参照するのではなく、データベースにあらかじめ登録されたアイテムを順列組み合わせ的に配列してフィクションをつくっている(だけ)。

そこに、私は時代の変化を感じるのです。