Furusawa Keisuke's blog

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沖縄県って一枚岩? ―先島諸島について考える

安倍政権の推しすすめている、いわゆる「戦争法案」(かぎかっこ付きなのがポイント)。これとならんで今ホットなイシューが、沖縄問題です。政府は辺野古に基地を建設しようとしていますが、沖縄県知事はじめ地元・沖縄(本島)は猛反発。さてどうなるのか。

 

しかしここでいま一度、立ちどまって考えてみてほしいことがあります。

沖縄県」って、本当に一枚岩なのでしょうか。

 

沖縄県は、おおざっぱに分けると、沖縄本島先島諸島の二地域となります。

沖縄本島は、我々が普段「沖縄」と聞いて思い浮かべる、同県最大の島です。

これに対し、同県南西にある、宮古島石垣島西表島与那国島などの島々を先島諸島と呼ぶのです。

同じ県であるにもかかわらず、これら二地域には大きな隔たりがあります。

 

まずは、地理面。沖縄本島先島諸島はめっちゃ×2距離があります。直線距離にして、250km。なんと東京‐福島間くらいの距離があるんです!

 

言語面でも大きな隔たりが。沖縄県でかつて話されていたのは、琉球語(※)です。しかし琉球語は方言差が激しく、沖縄本島先島諸島とでは会話が通じないほどだといいます。

 

※日本語の一方言と見なす立場もあり、その方が日本国内ではむしろ一般的ですが、ユネスコなどの国際機関では琉球語という独立言語とされています。しかしその立場においても、日本語と琉球語は同じ系統(日本語族)に属するとされています。

 

歴史的には、先島諸島は中世に沖縄本島琉球王国に併合された歴史があります。王国時代、先島諸島の住民は本島に対し人頭税をおさめなければなりませんでした。琉球王国薩摩藩の支配下にありましたが、その琉球王国内においても本島―先島諸島の支配被支配関係が存在していたのです。

 

こうして見てみると、沖縄本島先島諸島の関係は、おもしろいことに日本(本土)と沖縄県の関係とパラレルであることが分かってきます。

我々は沖縄問題について考えるとき―基地建設賛成派にしろ反対派にしろ―「沖縄県」を一枚岩で考えてしまいます。

しかし、そうではない、沖縄県というところはもっと複雑なんだということを、まず知る必要が我々にはあると思います。