Furusawa Keisuke's blog

政治から映画、アニメ、将棋まで幅広く語ります。

「琉球語」で日本分裂?

先日、「沖縄県でかつて話されていたのは、琉球語です」と書いた。

そしてその下に「日本語の一方言と見なす立場もあり、その方が日本国内ではむしろ一般的」と註をつけた。

 

沖縄の言葉を(日本語でなく)「琉球語」と呼ぶのは、ネットではひどく嫌われる。

琉球語は独立した言語」などと言おうものなら「貴様! さては日本を分裂させようとしているな!この朝鮮人め!」というレスがたちまち飛んでくるのだ。

言うまでもなく、私には日本を分裂させようなどという意図はまったくない(中国はむしろ平和裏に分裂したほうがいいとすら思っているが)

私には、琉球語を独立した言語と認めることがどうして日本を分裂させるという話につながるのか、そのほうが理解に苦しむ。

 

北海道には、アイヌ語という言語がある。

北海道の先住民族であるアイヌ人が話していた言語だ。

このアイヌ語、実をいうと言語学的には系統不明の言語とされる。

話される地域が日本語のそれと隣接しているにも関わらず、日本語とは系統がまったく異なるのだ。

それでも「アイヌ語が独立した言語だから北海道は(アイヌ人に返還された上で)独立されるべきだ」という人はいないはずだ(たぶん)。

 

沖縄についても同じことがいえるだろう。

琉球語が(日本語の一方言でなく)独立した言語と認める立場でも、琉球語と日本語は系統が同じであり、まとめて「日本語族」という言語学上のグループを構成すると見なされる。

琉球語アイヌ語よりもはるかに日本語に近いのだから、べつに琉球語を独立した言語と認めたところで「沖縄が日本から分離独立する!」という話にはならないのだ。

 

私は―おそらくは他の多くの日本人がそうであるように―日本の分裂を望まない。

日本は、日本語のほかにアイヌ語琉球語という独立した言語の存在を認めつつ、これからも統一国家として存在しつづけるべきだろう。