Furusawa Keisuke's blog

政治から映画、アニメ、将棋まで幅広く語ります。

2015年夏アニメ―7月までの感想

今期アニメの放送開始から、早いものでもう1ヶ月経ちました。

ここいらで、今期アニメの中間報告をやろうと思います。

 

・『のんのんびより りぴーと

夏クール開始当初は大本命と見なされていた、人気アニメ『のんのんびより』2期。

相変わらず、乾いたギャグと泣かせどころとのメリハリがきいていて、うまいなぁと感心しながら見ています。

田舎を舞台に(美)少女たちの日常を描いたアニメは、『たまゆら』がそうだったように、どうしても感傷的になりすぎるきらいがありますが、本作は随所に乾いたギャグを挿入することで巧みにそれを回避しています。

(なお、地方を舞台に少女たちの日常をギャグを交えつつ描くという点では『苺ましまろ』が先駆的な作品として挙げられます)

そうして巧みにギャグを交えつつも、泣かせどころはしっかり押さえてある。

スイーツにたとえるならば、適度に苦みがきいていて決して甘すぎないチョコレートケーキといったところでしょうか(←どんな喩えだよ)。

本作でこれでもかとばかりに描かれる自然も、相変わらず実に色鮮やかです。

本作は「日常系」と呼ばれるジャンルに分類されるのでしょうが、同じく日常系作品であるご注文はうさぎですか?』や『きんいろモザイク』などとは、その完成度においてあきらかに一線を画しています。

本作の第1話を見て、「ああ、今期ナンバーワンはもうコレで決まりだな」と一度は確信したのでした。

ところが…

 

・『がっこうぐらし!

おどろくべきことに大本命『のんのんびより りぴーと』をすっかり霞ませてしまった、まさかのダークホース的作品。

第1話を最初に見たときは「あぁ、日常系ね。まぁ、キャラデザは悪くないんだけど…内容がありきたりだから、こりゃあ1話でサヨナラ(=視聴打ち切り)かな」と思っていました。

ところが、ラスト数分にしてまさかの急転直下の超展開! これまでの世界観が突然ガラガラと音を立てて崩れていったのです。

な、なんなんだこのアニメは! ヤバすぎるぞ!!

そうして見なおしてみると、ありきたりに見えた第1話も、実は不気味な伏線が随所に張られていたことに気付いたのです。

…いやぁ、コレを見ちゃうと、もう『ご注文はうさぎですか?』とか『きんいろモザイク』みたいな日常系アニメを素直に楽しむことができなくなりますね。

もしかしたら「日常系」というジャンルそのものが、本作によって葬り去られてしまうかもしれない。それくらい革命的な作品です。

本作は、『魔法少女まどか☆マギカ』をリアルタイムで見ていたときに通じるワクワク感がありますね。

間違いなく、今期見るのが最も楽しみなアニメですっ!


・『アイドルマスター シンデレラガールズ

人気の分割2クール作品、後半戦ついにスタート。
シリーズ前作『アイドルマスター』では後半戦に入って、ヒロインたちに妨害工作をはたらくブラックなライバル事務所が出てきましたが、本作では不採算事業の清算をもとめる(ネオリベっぽい)企業経営者がどうやらヴィラン(悪役)のようです。

こっちのほうがより現実的な設定だな、と思うのは僕だけでしょうか。

さぁ、ヒロインたち(武内Pも含むw)はどうやってこの最大の危機を乗り越えるのでしょう。今後の展開に期待ですね。

あとしぶりんは俺の嫁やから(←重要なことなので最後に太字で言いました)


・『下ネタという概念が存在しない退屈な世界
1分に1回(場合によっては30秒に1回)くらいの頻度でハードな下ネタが炸裂するのがたまらないですね(にっこり)。

下ネタ満載の会話が中心で、パンチラなどは意外と少ないという点では『生徒会役員共』に通じるものがあります。

いうなれば「聴覚でうったえるエロ」なんですよね。その点、「視覚でうったえるエロ」の極北である『To LOVEる ダークネス2nd』(後述)とは対照的。

主演の石上静香が好演しています。

 

・『GANGSTA.
ブラック・ラグーン』ないし『ヨルムンガンド』的なクライムアクション作品。

基本的に主人公は10代の男女というのが相場になっている深夜アニメの世界にあって、本作は主人公が30代のオッサン二人というのが面白くてイイですね(かくいう僕も30代のオッサンw)。

とくに主人公の一人・ニコラスは、ろうあ者という設定だからなおさら斬新。

彼を演じる声優(津田健次郎、少年期は花江夏樹)がろうあ者特有の発音を完璧に再現できていて、毎回感心しながら見ています(花江くん流石っ!)。

舞台である犯罪都市・エルガストルムもイイですね。『ブラック・ラグーン』のロアナプラにも通じる解放感があります。

そう、命の値段の安い街に特有の、あのなんともいえない「解放感」…。

  

・『乱歩奇譚Game of Laplace

コバヤシ少年ブヒイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!!!!!!

…ハッ、すいません、男の娘好きの血が騒いで、つい取り乱してしまいました(^_^;)

本作の魅力は、男の娘であるコバヤシ少年につきます(断言)。

可愛いのに性格がサイコパスっぽいところがたまりませんよね(ハアハア

ただでさえ可愛いのにそのうえ女装までさせるとか岸誠二監督はいったい男の娘ファンのツボをどこまで心得ているのでしょうか…ハァ。

友人のハシバ少年がコバヤシ少年を「異性」として意識しちゃってるところが、またほほえましいですね(いいぞハシバ少年、最終回ではコバヤシ少年を押し倒して(ry


・『To LOVEる ダークネス2nd
1分に1回くらいの頻度でお色気シーンが登場する、オ○ニーに最適のちょっぴりエッチなアニメ『To LOVEる』のシリーズ最新作。

ここまでくると、もはやアッパレというほかないですね(^_^;)

水戸黄門の印籠にも通じる、「様式美」の世界(w

 

・『GATE(ゲート)自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり

戦国自衛隊』のアイデアを基本的に踏襲しつつ、舞台を戦国時代からファンタジー世界に置き換えてみましたよ、という意欲作。

本作ではリアル世界もファンタジー世界も、どちらも一枚岩ではありません。二つの世界をまたいで、どのような《政治》が展開されるのでしょうか。

そういった観点からも、今後が楽しみな作品です。

 

・『監獄学園(プリズンスクール)
三国志ヲタをはじめ非モテ男子高校生の描写がとってもリアルな、水島努監督の最新作。『男子高校生の日常』にも通じる、非モテ男子諸君の滑稽な(それゆえに愛すべき)日常がこれでもかっと描かれています。

 

・『デュラララ!!×2転

まさかの分割3クール(!)という超大作の2クール目。前作までのハードボイルドな世界観は今作でもちゃんと踏襲されており、安心して見ていられます。

 

・『Charlotte(シャーロット)

SHIROBAKO』の(大)成功でその名をおおいにとどろかせたアニメ制作会社P.A.WORKSの最新作。『凪のあすから』のときも思いましたが、P.A.WORKSはひなびた感じの地方都市を描かせたら本当にうまい!

 

以下は前クールからの視聴継続アニメです。
銀魂』、『俺物語!!』、『アルスラーン戦記』、『ダイヤのA -SECOND SEASON-』、『食戟のソーマ

いずれの作品も毎週楽しみに視聴しています♪

 

 

・まとめ

今期は『のんのんびより りぴーと』で決まり、と思っていたところに彗星のごとく現れた『がっこうぐらし!』。

あえて言い切ってしまうと、今期はこの二作による頂上決戦が全てです。

とくに『がっこうぐらし!』は、これまでの深夜アニメの定跡を意図的にズラした作品なので今後の展開がなかなか予測できず、それゆえに楽しみです。

これらの他にも楽しみな作品が多く、今期は豊作だと思います。

一般的に夏クールは不作になりやすいと言われているので、今年の豊作ぶりは嬉しい誤算ですねっ