Furusawa Keisuke's blog

政治から映画、アニメ、将棋まで幅広く語ります。

香港の「解放感」

もうかれこれ20年近く前の話になりますが、1996年の夏、家族旅行で香港に行きました。

かの地が中国に返還されてしまう1年前のことです。

 

小学6年だった僕は、香港の街に魅了されましたが、当時はその魅力をうまく言葉で表現することができませんでした。

 

今ならできます。

 

香港の魅力―それは、誤解を恐れずに言えば、「人の命が軽い」ことです。

 

どういうことか。

日本と異なり、香港では、工事現場の足場は鉄骨ではなく竹で組まれます。明らかに安全性では鉄骨に劣るはず。
香港の住宅も(言っちゃ悪いが)日本より狭いし薄汚いし、衛生環境はお世辞にも良いとは言えなそうだ。

日本と比べて香港では―あくまで相対的には、ですが―人が大事に扱われていない=人の命が軽い、と感じたのでした。

 

しかし、それこそが魅力なのです。

もちろん、political correctness(政治的正しさ)の観点からすれば大問題なのですが、香港には、人の命が軽いがゆえの、不思議な「解放感」がある。

人々が「社会の重力」から解放されているがゆえの解放感、とでも言えばいいのでしょうか。

 

※ネット上を巡回してみると、僕が挙げたのとまったく同じ理由で香港はじめ中国語圏にハマる日本人観光客は、案外多いようです。

 

話は変わりますが、現在放送されている深夜アニメ『GANGSTA.』は、イタリアの犯罪都市を舞台としています。

この街は、香港とは比べものにならないくらい、人の命が軽い。

だからこそ、この街は不思議な解放感で満ちているのです。

 

…分かってもらえるかなぁ、この感覚(^_^;)

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