Furusawa Keisuke's blog

政治から映画、アニメ、将棋まで幅広く語ります。

カップヌードルCMを振り返る

明日は終戦記念日ですね。というわけで今日は、かつて放送されていたカップヌードルの一連のCMシリーズを取り上げようと思います。

 

「え、なんで(^^;)」と思われるかもしれませんが、以前、日清は主題歌・ミスチルで、政治色の強いカップヌードルCMを多く手がけていたのです。

 

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↑どうですか。いかにも終戦記念日にふさわしいCM、って感じがするでしょう?

ところがどっこい、僕に言わせれば、これが一番ダメw 「平和=お花畑で子供たちが笑ってる」という図式が、想像力としてはあまりにも陳腐だからです。

 

他のCMはどうでしょう。

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↑宇宙から見た地球を背景に「NO BORDER」の文字が映し出されます。

アレですね。日教組が好んで用いる「…見てごらん。宇宙から見た地球に、国境線なんてないだろう?」という言い回しです。

僕などは「オマエらなぁ、夜の朝鮮半島の衛星写真見てみぃ。軍事境界線クッキリやぞ!」と言ってやりますがね。

というわけで、このCMもダメですw(地球の映像自体は綺麗ですけどね)

 

それでは、これはどうでしょう。

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↑ちょっと抽象的で難しいかもしれないけれど、僕はこれがシリーズ最高傑作だと思ってます。

ズラーッと置かれているカップヌードルの列は、見えない<壁>を表しています。大人の住民たちはみんな<壁>の向こう側を見ないよう目をそむけてるんだけど、ひとりの少年が勇気を出してカップヌードルを手に取る(=<壁>に穴をあける)。すると<壁>の向こう側に、その少年の勇気に応答してくれる<他者>がいた、というお話。

抽象的だからこそ、先程の「お花畑」的な陳腐さがありません。見るたびに鳥肌が立ちそうになります。

 

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↑これも良いですね。市民の自由を抑圧する全体主義のメタファーとしての赤の広場がまずバーンと映し出されて、そこに子供たちが押し寄せてくる。やがて薄暗かった赤の広場に光が差し込み、皆でカップヌードルを食べる。ソ連(?)の兵士たちが打倒されるのではなく、人々の環の中に包摂されるという終わり方が良いですね。

 

最後に「いわくつき」のCMを

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↑コレ、僕的には良いCMだと思うのですが、「少年兵を肯定している!」という実にくだらないクレームのせいで放送中止になってしまいましたとさ。ったく、つまんねーケチつけやがって

 

 

カップヌードル、ここ数年はわりと笑えるCMが多いですが、かつてはこれくらい政治色の強いCMが制作されていました。終戦記念日を機にこれらCMを振り返ってみるのもいいものですね。