Furusawa Keisuke's blog

政治から映画、アニメ、将棋まで幅広く語ります。

最近見た映画の感想(第27回)

・『マッドマックス

 今年、30年ぶりに最新作が公開され、世界中で大変な反響を呼んだ、『マッドマックス』シリーズ。本作はその記念すべき第一作(1979年公開)である。

暴走族が跋扈する、荒廃した近未来の世界。暴走族専門の特殊警察に所属する主人公の警官・マックスが凶悪な暴走族に立ち向かっていく。

本作で(というか、本シリーズを通して)特筆すべきは、その危険すぎるカーアクション。あまりに過激なので公開当時はスタントマン死亡説(!)まで流れたという。

かようにデンジャラスなカーアクション、その中で引き立つ主人公のダンディズム、とくとご堪能あれ。

 

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・『マッドマックス/サンダードーム』

 『マッドマックス』シリーズ第3作。

 第1作と同様、荒廃した近未来が舞台。もっとも、第1作ではなんだかんだでまだ科学文明が健在だったのに対して、こちらは核戦争で科学文明が滅亡した後の世界が舞台。

第1作と比べるとカネがかかっているのが一目瞭然だが、本シリーズのかなめともいえる肝心のカーアクションシーンは終盤のみと少なめで、その点ややガッカリ…。

 

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・『顔』

引きこもり気味の30代女性が主人公。

母の葬儀で妹になじられ、ついカッとなって妹を殺害してしまう。直後にたまたま発生した阪神大震災のどさくさにまぎれて逃亡。関西から九州へ、彼女の逃避行が始まった。

本作のポイントはまさにタイトル通り、「顔」。逃避行を通じて、主人公女性の顔が次第に変化していくのだ。はじめは見るからに冴えない感じの顔だったのが、物語終盤ではまるで別人かと見孫うほど、明るく社交的な顔へと変わっていく。

引きこもり同然の生活を送ってきた人間でも、その実、魅力と行動力とを内に秘めていた。人間のポテンシャルというのはつくづく分からないものだな、と痛感させられた一作。

 

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・『あ、春』

 倒産寸前の証券会社に勤める主人公。

ある日、彼のもとに、大昔に死んだと聞かされていた年老いた父が、浮浪者同然のいでたちで現れる。トラブルメーカーの父に翻弄される主人公一家だったが、やがて彼との間にふしぎな“絆”が芽生えていく。

ところがどっこい。再会した主人公の母から聞かされたのは、実は父は血のつながった父親ではない、主人公は母と不倫相手との間に生まれた子、という衝撃の真実だった…

血の繋がっていない「親子」が、しかしながら入院先の病院の屋上で一緒になって歌を口ずさむ。観客は、そんな彼らの姿に“絆”を見出すことだろう。

この映画は問う。「家族とは血で定義されるものか」と。

そうではないはずだ。

 

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・『月はどっちに出ている』

在日韓国・朝鮮人の青年の物語。監督は、自身も在日である崔洋一

在日社会を舞台とする本作。今日に至るまで日韓の懸案となっている「慰安婦」の話題なども登場人物の会話にチラリとのぼるものの、本作はあくまでコメディ。在日青年の日常を明るくユーモラスに描いていく。

このテの映画にありがちな説教臭さがなく、最後まで楽しく見ることができました。

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