Furusawa Keisuke's blog

政治から映画、アニメ、将棋まで幅広く語ります。

最近見た映画の感想(第30回)

・『マッドマックス2』

過激なカースタントが印象的な映画『マッドマックス』シリーズ(旧)三部作のうちの二作目。

本作は、かの有名な『北斗の拳』の元ネタとなったことであまりにも有名。そうです、まだ悪役がなんだかんだで真人間だった『1』と違って、この『2』ではいよいよモヒカン頭のヒャッハーな皆さんが悪役になるのです。

本格的なカースタントが終盤までなかった『3』と違い、本作ではほぼ全編にわたって主人公とモヒカンな人たちとのド派手なカースタントが繰り広げられます。

フーッ、お腹いっぱいっ! とっても満足できました。

 

マッドマックス2 [DVD]

マッドマックス2 [DVD]

 

 

・『王手』

『どついたるねん』で(自身をモデルとした)プロボクサー役を熱演した赤井英和。今度は賭け将棋で生計を立てる「真剣師」を好演しました。

本作において特筆すべきは、物語中盤にて(やや唐突に)登場する古将棋の一つ、泰将棋25マス×25マスという特大の将棋盤で行われるこの泰将棋、本作製作当時は古将棋のなかで最大のものとされていました(※のちにこれを更に上回る大局将棋が発見される)。これだけでも見る価値があると言えるでしょう。

余談ながら…本作におけるラスボスである若き名人がなんとなく豊島将之七段に似ていてワロタよ

  

王手 [レンタル落ち]
 

 

・『ジャズ大名

…はい?

と思わず訊き返したくなる奇抜なタイトルの映画。原作は筒井康隆の同名小説。

内容も実にぶっとんでいます。時は幕末。南北戦争で解放された元黒人奴隷たちが、先祖の地・アフリカへ帰ろうと船に乗るも、難破して日本の駿河国(現在の静岡県)に漂着。そこを領地としていた音楽好きの大名は彼らの楽器に興味をもち、やがて城の全員でジャズの演奏を始める…

監督は岡本喜八。彼の持ち味である人を食ったような演出がいかんなく発揮されています。

本作では実際にアフリカ系の俳優たちが起用されています。彼らにしてみれば、サムライと一緒にジャズを演奏できるという(おそらくは)二度とない機会。撮影現場はさぞやハイテンションだったんだろうなぁ、と容易に想像がつきます。

 

ジャズ大名 [DVD]

ジャズ大名 [DVD]

 

 

・『暗黒街の顔役』

ヤクザ(というかギャング)に属する主人公(鶴田浩二)が、情に厚い工場長(三船敏郎)の助太刀を得つつ、敵の親玉相手に銃撃戦を展開、最後は見事に倒すというヤクザ映画。

ストーリーだけ見れば典型的な日本の任侠映画だが(ラストのチャンバラが銃撃戦に変わっただけ)、本作はそうした任侠映画の文法を踏襲しつつも、アメリカのギャング映画の雰囲気を良く再現できていて面白かった。

 

 

・『暗黒街の対決』

『~の顔役』と同様、鶴田浩二三船敏郎が出演し、演技を競い合っているが、本作はどちらかといえば三船にスポットライトがあたった印象の映画。

妻を殺され復讐に燃える元ヤクザの主人公(鶴田)。彼と時に協力し時に対立する刑事(三船)。そんな彼らの前に凶悪なヤクザ集団が立ちはだかる。

…こう書くとなにやら暗い映画のように思われるかもしれないが、本作では唐突にヤクザたちが歌い出すというミュージカル的な演出もなされており、思わず吹き出してしまう。

真面目な顔してバカをやる…とでも評すればいいのだろうか。岡本喜八監督の持ち味が存分に発揮された一作だ。