Furusawa Keisuke's blog

政治から映画、アニメ、将棋まで幅広く語ります。

【気になる】ぬいぐるみ「供養」の裏側

思うところがあって、このところ、ぬいぐるみの供養について調べています。

 

一般に供養というと、「お焚き上げ」といって、お坊さんや神主さんが丁寧にお経を唱えながらぬいぐるみを燃やすもの、と考えがちです。
実際、かつてはそのような形で供養が行われていたといいます。

しかし、最近は違うようなのです。

ぬいぐるみの前でお経を唱えたら、もうそれで供養は終了。あとは寺社側がぬいぐるみを引き取り、なんと可燃ごみ(!)の日に出すのだそうです。

 

どうして寺社で燃やさなくなったかというと、ダイオキシンの問題があるから。

昨今は綿ではなく化学繊維でできたぬいぐるみが多く、それらを燃やすとダイオキシンが発生するおそれがあるため、きちんとした焼却処理能力を有する―ようするに有毒ガスを排出しない―市のごみ処分場に任せるしかなくなったのです。

「燃やさなくなった」のではなく、「燃やせなくなった」のですね。

 

とはいえ、大切にしてきたぬいぐるみが(お経を読んでもらったとはいっても)一般の可燃ごみと同じ扱いというのは、やはり抵抗があるもの。

そこで最近では、ダイオキシンを発生させない、高性能の自前の焼却炉を有する寺社まで出てきたようです。そういう寺社のHPを覗いてみると、やはり「可燃ごみには出さない」という点をウリにしており、「皆様の大切なぬいぐるみ様は、私どもが念入りに火葬させていただきます」というふうに書いてあります―そう、「お焚きあげ」ではなく「火葬」という言葉を使っているのが印象的でした。

 

このように、ぬいぐるみ供養の現場は大きく変化しているようです。とはいえ、一般のぬいぐるみ所有者たちにとって、「供養」の実態はなかなかつかみづらいもの。

そこで、以下のようなことを考えるあくどい業者が出てくる恐れがあります。

―「供養といってもどうせ依頼主にはその実態はわからないのだから、テキトーに焼却炉で燃やして、あとで通知の手紙に『お客様のぬいぐるみ様は私どもが真心を込めてご供養させていただきました』とか書いて送ればいいだろう」と。

もちろん私はそんなあくどい人間じゃありませんよ! でも、もし自分があくどい人間であったら、そういった悪徳ビジネスに手を染めていただろうな、と思います。

 

ぬいぐるみの供養、こう言っては不謹慎かもしれませんが、調べてみるとなかなかに「面白い」現場だな、と思いました。