Furusawa Keisuke's blog

政治から映画、アニメ、将棋まで幅広く語ります。

最近見た映画の感想(第51回)

・『パリの恋人』

理想のモデルとなかなか巡り会えず、悩むファッション雑誌の編集長(フレッド・アステア)。ところがふと立ち寄ったニューヨークのとある本屋で聡明な美女(オードリー・ヘップバーン!)と運命の出会いをはたし、「これ幸い!」とばかりにただちに彼女を連れて撮影地・パリへ…

というわけで、今回もオードリーかわいいの一言につきる作品でした(←またかよ)。以前ご紹介した『昼下がりの情事』はモノクロ映画でしたが、この『パリの恋人』はカラー作品。ですのでパリの主要な観光地を網羅した観光映画としての側面もありますが、同時にオードリーの(女優というよりかはむしろ)ファッションモデルとしての魅力もいかんなく発揮された作品でもあります。衣装がいちいちカラフル!

…ハァ、それにしてもなんでこんなにかわいいオードリー(←2回目)フレッド・アステアなんてカマキリ顔(←失礼)のおっさんと…ハァ…

…オードリー、かわいいです(←何回目だ)

 

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・『ハリーとトント』

偏屈な爺さん・ハリーとその愛猫・トントの旅物語。

長年住んだニューヨークのアパートから立ち退くことを余儀なくされたハリー爺さんは、米国各地に散り散りに暮らす息子や娘たちを頼り、大陸横断の旅に出る。その間、かつての恋人も含め、老若男女さらには人種も問わず様々な人々と出会う。そんな一人と一匹の人生の旅を、本作は温かく描く。

本作は1974年製作。さすがにこのころになると黒人やネイティヴ・アメリカンへの差別的な描写も見られなくなる。偉大なる公民権運動は映画をも変えたのだ。

 

 

・『遥かなる大地へ』

19世紀末、アイルランド。イギリス貴族たちに搾取される貧農の青年(トム・クルーズ)が立ち上がり、領主を襲撃すべく館に向かうも、ひょんなことから領主の勝気な娘(ニコール・キッドマン)とともに新天地アメリカを目指すことに。

…というわけで階級差別に苦しむ男と性差別に苦しむ女とが、窮屈な旧世界に別れを告げ、新大陸にて人生を謳歌するよ、というお話。作中において、階級、性別に関係なくだれもが自らの土地を持てる理想郷として描かれるのがアメリカ(の西部)なのだが…

それをいうならその土地だってもともとはネイティヴ・アメリカンのものだったのを白人がかってに強奪したものじゃないか、というツッコミが成立してしまい、このツッコミによって本作は根本から否定されてしまうので、どうかみなさんお手やわらかに…

 

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・『ハムレット

言うまでもなくシェイクスピアの四大悲劇の一つ『ハムレット』の映画化作品。「映画化」とはいっても、いわゆる「映画的な映画」ではなく、あえて舞台劇の要素を残した作品である。

中世のデンマーク。前国王が急死し、その弟が新国王に即位した。だが前国王の息子ハムレット、『スターウォーズ』のダースベイダーのような外見&声の父王の亡霊から驚愕の真実を告げられる。なんと父王は弟によって暗殺されていたのだ。かくしてハムレットは父の敵を討つべく、叔父である新国王への復讐を誓う。

モノクロ映画である本作は、シェイクスピア悲劇特有の重々しさ、禍々しさをよく表現できていたと思います。その点で、同じく四大悲劇の一つ『マクベス』を(舞台を戦国時代の日本に置き換えて)映画化した黒澤明蜘蛛巣城』と雰囲気が似ているな、イイな、と感じました。ちなみに『蜘蛛巣城』は黒澤作品の中で個人的に最も好きな映画です。

 

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・『美女と野獣

美女と野獣』と聞くと、個人的にはどうしても91年製作のディズニーのアニメ映画のほうをイメージしてしまうのだが、今回ご紹介するのはフランスのジャン・コクトー監督による実写映画。野獣に姿を変えられた主人公とヒロイン・ベルの恋の行方を描く。

野獣は「見るからに恐ろしい怪物」という設定なのだろうが、いざ映像化してみると全然恐ろしくもなんともなく、むしろモフモフしてかわいく見えるのが映像作品ならではの難点か。

有名な作品なのでネタバレしてしまっても大丈夫だろう。この野獣、最後にはちゃんと(イケメンの)王子様に戻って、めでたしめでたし♪となる。が、これはディズニー作品のほうにも言えることなのだが、主人公は野獣の姿だからこそ一種独特のアウラ(オーラ)をまとうことができたのであって、これが人間の姿に戻ってしまうと、たとえそれがイケメンであったとしても、たちまちアウラが剥ぎ取られてしまい、単に顔がいいだけのおにいちゃんと化してしまう、というのが難点であろう。

 

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