Furusawa Keisuke's blog

政治から映画、アニメ、将棋まで幅広く語ります。

2015年秋アニメ感想

ハイ、毎クール恒例の深夜アニメ感想です。今までは1位から5位までのランキング形式でやってきましたが、今期は個人的に、どうにもイマイチ…というか、横並びな感じなので、気に入った4作品を列挙するかたちをとります。

 

・『終物語』

いまや『魔法少女まどか☆マギカ』とならぶ新房×シャフトの代表作となった『<物語>シリーズ』。僕はシリーズ最初の『化物語』からずっと見続けているので、新房×シャフトの『<物語>シリーズ』の調理の仕方がどんどん巧みになっていくのがよくわかる。

通常は1話30分だけど初回だけは1時間SP。そう、それでいい。『<物語>シリーズ』の冒頭はいつも、一種フランス映画にも似た、まどろっこしーい会話劇が延々と続く。ここはまとめて1話1時間にしてしまうのが正解だ。

『終物語』後半は、僕が一番好きなヒロイン・神原駿河ちゃんの出番が多くてうれしかった(^_^ )♪ 駿河ちゃん、まるで息を吐くようにエロいセリフを吐けるところが素晴らしいね。沢城みゆきGJ! エロといえば、ゆきのさつき演じる臥煙伊豆湖さんもエロカワ熟女な感じで実によかった。(最近すっかり熟女に弱くなった…w

来年正月にはいよいよシリーズ最新作『傷物語』が劇場公開される。今から楽しみだ。

  

 

・『ノラガミ ARAGOTO』

女子高生・ひよりと八百万の神々との交流・活躍を描いた人気アニメ第2期。

本作は少女マンガ原作のアニメだが、「禊」「高天原」など神道の概念が次々と出てくる。本作を見ているだけで、アラ不思議、神道を学ぶことができてしまうというわけだ。

最近の保守派のなかには「もっと若い人に日本の伝統である神道を知ってもらいたい。いったいどうしたらいいものか」と頭を悩ませている人もいると聞くが、悩むことなんかない。ここにちゃんと格好の“教材”がある。

本作を見て面白いと感じる人は、なにも東アジアの多神教文化圏だけではなかったらしい。本作の戦闘BGMにイスラームの礼拝の呼びかけ「アザーン」が用いられていたというのでイスラーム圏から抗議があり、一時テレビ局が『ノラガミ』放送を見合わせるという騒動にまでなった。だが逆に言えば、この騒動のおかげで、イスラーム圏でも本作を視聴するアニメファンが多くいるということがよくわかったのだったw

  

ノラガミ ARAGOTO 1 *初回生産限定版DVD

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・『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』

美人だが骨が大好きという変わり者の櫻子さんと、常識人の正太郎少年が、謎を解いて事件を解決するというミステリーアニメ。

このテの推理モノではこれまで、ちょっと“アスぺっぽい”-これはかならずしも差別的な意味ではありません-探偵の役は男で、彼を支える常識人の相棒は女というケースがよくあった(たとえば『名探偵コナン』におけるコナン/新一と蘭、あるいは平次と和葉の関係を想起されたし)。

あるいは探偵・相棒どちらも男で、ふたりのBL的な関係性をにおわせるというケースもある(たとえば映画『シャーロック・ホームズ』やテレビドラマ『SHERLOCK』ではどちらも、ホームズとワトソンのBL的な関係性がかなり露骨な形で描かれていた)

ところが本作では探偵役がいわゆる残念美人で、彼女を支える相棒役に常識人の男の子が割り当てられている。

あぁ、欧米のリベラル派からはいまだに男尊女卑と叩かれることの多い我が日本もようやく、こういったタイプの女性ヒーローを生み出せるまでになったか、と感慨深かった。

主人公・櫻子さん役には伊藤静。アニメ『ヨルムンガンド』の主人公ココ・ヘクマティアルもそうだったが、伊藤はこのテの「仕事はデキるけど人としてどこかぶっ壊れてる感じの女」の役が実にうまい。

  

 

・『すべてがFになる THE PERFECT INSIDER』

推理作家・森博嗣のデビュー作が原作の、ミステリーアニメ。深夜アニメの名門ともいえるフジテレビ「ノイタミナ」枠での放送となった。

今期は上述の『櫻子さん』と、この『すべてがF』によるミステリー同士の対決が見ものだった。さぁ、その結果は。キャラクターの魅力では『櫻子さん』に軍配が上がるが、ストーリーでは本作だろう。

みるからに脱力した感じの大学教員・犀川創平とその教え子の西之園萌絵(あ、これも探偵の男と相棒の女という構図だ)天才科学者・真賀田四季の残した謎に迫っていく。

毎回ラストになると時系列が巻き戻って、15年前の真賀田博士の過去が示される。少女時代の真賀田博士は見るからにメンヘラーっぽいめんどくさそうな感じだけど、独特の“魔力”ともいうべき魅力があって、魅せられましたね。エロかったです。

キャラクター原案は浅野いにお。原作者のイメージとは違っていたそうだが、これは浅野を起用して正解だったろう。