Furusawa Keisuke's blog

政治から映画、アニメ、将棋まで幅広く語ります。

SMAP会見を見て思ったこと

いやぁ、昨日は十数年(!)ぶりに「SMAP×SMAP」を見ちゃいました。昨今の「解散」騒動について、SMAPメンバーが生放送でコメントするというので、ちょっくら気になって見てみたのです。

 

で、思ったこと。

そもそもコレ、いったい何のための「謝罪」会見なのでしょう?

今回、SMAPメンバーは誰一人として全裸で逮捕されるなどの刑事事件を起こしたわけではありません。

ファンに心配をかけさせたことに対するお詫びなのでしょうか?

であれば、争いのもう一方の当事者である、ジャニーズ事務所の経営陣も公の場に出てきて、メンバーと一緒に頭を下げるべきではないでしょうか。

どうしてメンバーだけに頭を下げさせるのでしょう。

ここに、「俺たちに逆らった連中はこうだ!」という、ジャニーズ事務所の“見せしめ”としての意図をどうしても感じてしまうのです。

 

(すでにネット上でも話題になっていますが)メンバーの並び順もとても気になりました。

ふつう、リーダーの中居くんがセンターに立つはずなのに、昨日の会見ではキムタクがセンター。中居くんはカメラから見て一番左側でした。

※これについては、中居くんに対して一番下手(カメラから見て左側)に立つよう指示があったことが、今朝の「めざましテレビ」でわかりました。

 

ネクタイもそう。メンバーのなかでキムタクだけが白いネクタイを着用し、残りの4人はみな黒いネクタイを着用していたのです。

すでに週刊誌などが報じたところによれば、キムタクだけがジャニーズ事務所に残留する意向を示し、独立を示唆していた残り4人の引き留め役になったのだそうです。そうした報道を裏付けるかのように、昨日の会見では草なぎくんが「今回ジャニーさん(喜多川社長)に謝る機会を木村くんがつくってくれて…」と意味深な発言を残しました。

まるで(事務所から見て)手柄を立てたキムタクだけを優遇し、残りの独立派4人に“報復”をあたえたかのように思えてしまいますね。

 

会見を見て、「ジャニーズ事務所って、なんだか共産主義国家みたいなところだな」、と率直に思いました。

 かつて冷戦時代、ソ連内部の派閥抗争の様子は西側諸国にはわかりませんでした。そこで西側のジャーナリストたちは、式典のさいの共産党重鎮たちの席順などから、派閥抗争の内容を推測していたといいます。これをクレムリノロジーと言います。

今回の会見におけるメンバーの並び順の変化は、まるで旧ソ連の派閥抗争を見ているかのようでした。

※思えば、SMAPを脱退した森くんの映像資料を丸ごと抹消してしまうところも、共産党の粛清を想起させますね。

 

今回の会見を見て、私はSMAP「解散」騒動への見方を改めることにしました。

これまではくだらない芸能ゴシップのひとつだと思って正直バカにしていたのですが、今回の会見を機にこの騒動は私の中で「芸能ゴシップ」から「社会問題」へと位置づけが大きく変化したのです。

 

私は、保守です。誤解されがちですが、保守とは自由を圧殺する立場ではありません。むしろその逆です。ファシズムないし共産主義に代表される全体主義の脅威から人々の自由を守ろうとする立場が保守なのです。

私は保守として、ジャニーズ事務所のような、「共産主義的」とすら言えるブラック企業が日本の芸能界で大きな影響力を行使する現状を好ましくないと考えます。

私はSMAPが解散するかどうかにはもはや関心がありません。SMAPメンバーが事務所の「圧政」から解放されて自由になれるかどうか、ジャニーズ事務所の企業風土が改められるかどうか、改められない場合にはその社会的影響力が削がれるかどうか。そうした点にのみ関心を持っています。