Furusawa Keisuke's blog

政治から映画、アニメ、将棋まで幅広く語ります。

メッカに超高層ホテルが建つ理由

今世紀中にはキリスト教を抜いて、信者数で世界最大の宗教に躍り出ると予想されている、イスラーム教。

そのイスラーム教において聖地としてあがめられているのが、サウジアラビアの都市・メッカです(マッカとも言います)。

 

そのメッカでは、今や東京スカイツリー級の超高層ホテルが立っているという事実を、みなさんご存じでしょうか。

これは「アブラージュ・アル・ベイト・タワーズ」という名前のホテルで、高さはなんと601m! 我が国のスカイツリーにせまる勢いです。

外観は、なんだかまるでラスベガスの巨大ホテルのようですね(^_^;)

そして驚くべきは、こんな馬鹿でかいホテルがイスラームの最大の聖地・カアバ神殿のすぐお隣に立っているということです!

 

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SUGEEEE!!!!(中央やや左の黒っぽい点がカアバ神殿です)

 

このホテルの建設にあたって、オスマン帝国時代の貴重な史跡が破壊されてしまったのだそうです。どうしてそんなもったいないことしちゃうんだろうと私なんかは思うのですが、どうやらこれはわざとのようです。

聖地に歴史的な建造物が残っていると、その建物が偶像崇拝の対象になりかねないからです。イスラーム教は偶像崇拝を固く禁じているので、新たな偶像崇拝の対象が生まれないよう、サウジアラビア政府がこれらの古い建物を意図的につぶして、真新しい建造物を建てているようなのです。

 

これって、実はIS(いわゆる「イスラム国」)あたりが古代オリエントの遺跡をぶっ壊しているのと、紙一重の発想です。中東の地域大国サウジアラビアは、実はISと紙一重の国だったのですね(^_^;)

 

それにしても「聖地だからこそ古い建物をぶっ壊す」というのは、本当にイスラームならではの発想だと思います。ふつうの日本人だったら「聖地だからこそ歴史的建造物を保護すべき」と考えるでしょう。欧米人だってそう考えるはずです。

ところがイスラームはそうじゃないのですね。つくづく、面白い宗教だなぁ、と思います。