Furusawa Keisuke's blog

政治から映画、アニメ、将棋まで幅広く語ります。

2016年冬アニメ感想

時のたつのは早いもので、ついこの前お正月だというのでお餅食って箱根駅伝見てたような気がするのですが(^_^;)、もう3月も終わりです。

というわけで、当ブログ恒例となっている、今期の深夜アニメの感想を書いてまいります。

いままでは1位~5位までのランキング形式で書いてきましたが、今期は政界と同じで一強他弱というか、一番お気に入りのアニメが僕のなかでは頭一つ分抜け出ている感じなので、まず1位の作品を発表して、その次に他の面白かった4作品を発表する、という形でいきます。

 

1位:『昭和元禄落語心中

今期はこの作品が、僕のなかでは頭一つ分抜きん出ていた。

豪快な性格の助六(CV:山寺宏一と、ゲイっぽい女性的な妖艶さを備えた八雲(CV:石田彰、対照的な二人の青年落語家の人生を描く。

『昭和元禄~』と銘打っているとおり、舞台は昭和。第1話冒頭で、昼休みにOLがビルの屋上でバレーボールに興じるシーンを見たときには「おおっ、昭和!」と声に出して感激してしまったw

…そう、昭和といったら、バレーボール。往年の日本映画を見ると、たいていみんな屋上でバレーボールをやっている。さすが制作スタッフ、よくわかっていらっしゃる。

本作を全編にわたって貫いているのが、助六と八雲のBL的な関係性。ずぼらな助六の世話を焼く八雲が「良く出来た嫁さん」という感じですごく…ホモっぽいですほほえましい。腐女子のひとたちも『おそ松さん』なんぞでなく、こっちに熱狂すればよかったのにね。

型破りだが観客から絶大な人気を誇る助六。それに対し、八雲は劣等感にさいなまれながらも、徐々に「いい意味で嫌らしい」自分の落語を見つけていく。その過程がなんとも感動的だった。

そして…うん、やっぱり、石田彰うまい。

いっそ声優なんてやめて落語家に転身しちゃったら、と言いたくなるレベル。もはや「石田彰劇場」といっても過言じゃないくらいで、それだけでも本作をアニメ化した意義は十分にあったと僕は思っている。

 

他の面白かった4作品

・『僕だけがいない街

30歳前後というのは、自分のこれまでの半生について、いろいろと振り返ることの多くなる時期だ。

本作の主人公は、29歳の売れない漫画家。だが彼には「過去に遡行できる」という特殊能力があった。ある日、母親を何者かによって殺された彼は、犯人を追うべく、特殊能力によって小学生時代へとさかのぼる。

というわけで「見た目は子供、頭脳は大人」というどこかの推理アニメみたいな展開に。そういえば母親役の声優は高山みなみだ(だから何だ

あ~俺も小学生時代から人生やり直してぇなぁ~、と思わずにはいられなかった(^_^;)

主人公の声を担当しているのは満島真之介若松孝二監督『11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち』で森田必勝を熱演した。というわけで俳優ではあるが本業の声優ではない。でもまぁ、これくらいできれば合格でしょう、という感じデス。

 

・『だがしかし

我々日本人にとってのソウルフード・駄菓子を題材とするアニメ。

とにかく、駄菓子という着眼点が良いね。日本人なら、子供時代に必ず駄菓子を何種類かは食べた経験があるもの。

僕は子供時代、あまりお菓子を与えられずに育ったけど、その僕ですら本作を見ていて

「あぁ、そうだよなぁ。口の中に入れるとプチプチはじけるお菓子とか、あったよなぁ。あぁ懐かしい」

と感慨に浸らずにはいられなかったw

メインヒロインはいかにもオタク受けしそうな巨乳のお姉ちゃんでしたが、僕はといえば、貧乳のサヤちゃん推しですw

 

・『GATE 自衛隊 かの地にて、斯く戦えり

ファンタジー世界を舞台に我らが自衛隊が大活躍する、SFアニメ第2期。

本作は、中世社会に突如として<近代>が闖入してきたらどうなるか、という思考実験だ。

2期目となる今回も、あいかわらず興味深いシーンが随所にみられる。

特地(ファンタジー世界)の人間は、たかだか平民ごときが拉致されて奴隷にされた程度のことで激高して報復するという、近代国民国家の行動が理解できない。

指紋が証拠となりうることを知らない特地の人間が公文書を偽造したところ、その指紋が証拠となって偽造を見破られてしまう。

写本を生業とする女が、日本で書物の値段が安いことに驚くとともに、特地で印刷技術が普及することで自らが失業することを恐れる。

…などなど。

(これは1期目にも顕著だったが)描写を端折りすぎてしまうせいで説明不足なシーンがやや多かったのが悔やまれるが、それでも「日本人女性が拉致されて性奴隷にされる」という、このご時世においてかなりアレな内容をよくぞアニメ化してくれた!

というわけで胸を張って今期のお気に入りアニメに推します。

 

・『銀魂

僕にとって『銀魂』とは、普段だらしないけどやる時はやる主人公、全編にみなぎる和風テイスト、ハードな下ネタ、80年代フジテレビ的な楽屋オチ…とまるでジグソーパズルのピースのように僕の感性にぴたりと合致する、奇跡のような作品だ。

といっても、今回あえてこのアニメを取り上げたのは(※本作は昨年春からの4クール放送)、基本ギャグ作品である『銀魂』としてはめずらしく、延々4ヶ月間、ひたすらシリアスな長編が続いたから。

いやぁ、実に見ごたえがあった! 演出といいストーリーといい、まるで劇場版を思わせるクオリティーだ。

これまでヒールとして描かれることの多かった見廻(みまわり)組の頭目・佐々木異三郎。初回登場時は見るからに嫌味ったらしい感じだったのに、こんなに綺麗な死に方をするとは完全に予想外だった。

この3月をもってとりあえずアニメ放送は終了となったが、そこは長年「終わる終わる詐欺」と揶揄され続けてきた『銀魂』。近いうちにまた放送再開することだろう。今から楽しみだ。

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