Furusawa Keisuke's blog

政治から映画、アニメ、将棋まで幅広く語ります。

2016年春アニメ―4月までの感想

早いもので、もう4月も終わりですね。というわけで、例によって春アニメのこれまでの感想を書いていこうと思います。

※『ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン』は昨年WEB上にて先行公開された作品ですが、この春から地上波での放送が始まったので16年春アニメとして扱います。

 

・『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない

今期一番楽しみな作品。

今回アニメ化されるのは『ジョジョ』第4部。これまで、この物語の舞台はヴィクトリア朝期のイギリスであったり(第1部)、戦間期のアメリカであったり(第2部)、1980年代のエジプトであったりした(第3部)。でもこの第4部に至って、ついに1990年代の日本の地方都市が舞台となった。

これまで『ジョジョ』を熱心に支持してきた日本のティーンたちのもとに、ついにこの物語が降りてきたのだ。当時の読者たちの興奮はいかほどのものだったろう。

本アニメの主要な制作スタッフは前作と同じ。あの芝居がかかった大仰なセリフ回しも相変わらずで、安心する。これからの展開が楽しみだ。

 

『ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン』

twitterにて有志の手で翻訳・公開されるという異例の形で世に出た翻訳小説『ニンジャスレイヤー』。本作はそのアニメ化作品。手がけるのは『キルラキル』でおなじみ、アニメ制作会社「TRIGGER」(トリガー)だ。

さぁ、いったいどれだけぬるぬるした動きのアニメに仕上がるのかと思っていたら…

アイエエエエエエエ! チガウ、コレジャナイ!

なんなんだろう、この安っぽすぎる戦闘シーンは。これじゃまるで出来の悪いFLASH動画のようだ。

とはいえ、制作スタッフの意図はたちどころに理解できた。彼らは『ニンジャスレイヤー』の本質を「安っぽさ」に見ている、ということだ。

彼らの技術なら、本気を出せばニンジャスレイヤーがぬるぬると動くハイクオリティーのアニメを作れたに違いない。そこをあえてそうせず、「細心の注意を払いながら手を抜く」ことで、この一昔前のFLASH動画のようなアニメを作りあげたのだ。

これまでに無いタイプの、きわめて奇抜な作品。これはこれで、今後が楽しみだ。

 

『坂本ですが?』

何をやってもサマになるスーパー高校生、坂本くん(CV:緑川光!)の活躍を描くギャグアニメ。

しかし本作の真の主役というべきは、むしろ坂本くんの周囲にいる下層カーストの人たち(いまいちワルになりきれない中途半端な不良、いじめられっ子、ブリっ子、韓流ファンのオバサン…etc)だろう。

坂本くんというまばゆいばかりの「光」によって、むしろ彼らのような「影」の存在が際立つ、という構図だ。彼らに幸いあれ!

 

ジョーカー・ゲーム

舞台は第二次大戦前夜の世界。日本のスパイ養成学校「D機関」出身のスパイたちが暗躍する。

僕は1930年代にかけての近現代史が大好きなので、この時代を扱ったアニメが出てきてくれたのは個人的にとてもうれしい。

ずばり大亜細亜主義をメインテーマに取り上げたアニメとして『閃光のナイトレイド』(10年)という作品があった。大亜細亜主義を取り上げる心意気は買うが、率直に言ってアニメとしてはつまらなかった。

その点、本作はミステリーとして楽しめるから安心して見ていられる。今後の展開に期待。

 

『迷家―マヨイガ―』

今や「良アニメ制作請負人」との異名を誇る水島努監督の最新作。脚本は、男女のドロドロを描かせたら天下一品と称される岡田麿里だ。

水島監督は実に器用な人なので、どんなジャンルのアニメでも期待以上のクオリティーに仕上げてしまう。何をやってもうまいのだが、実はホラーやミステリーにも定評があるのだ(『XXXHOLiC』、『Another』…etc)。

本作は、人生をあきらめかけた若い男女たちが織りなすミステリー。オリジナル作品なので今後の展開を予測することはできない。さぁ、どうなるのだろうね。

 

『マギ シンドバッドの冒険

『マギ』は子供向けの冒険活劇でありながら、大人が見てもときおりハッとさせられる、良質のファンタジー作品だ。

本作はこの『マギ』のスピンオフ。シンドバッド王の少年時代を描く。

第1話の時点ですでに本シリーズの持ち味である、「大人をもハッとさせる展開」がなされていて期待大。

 

文豪ストレイドッグス

近代日本の文豪たちがあろうことかイケメン&エロいお姉ちゃんキャラになって活躍するというアクションアニメ。

人虎の物語『山月記』を著した中島敦が、なんと本当にトラになってしまうというのだからお笑いだ。

個人的には与謝野晶子さんがエロいお姉ちゃんになっていてうれしかったデス。

 

『田中くんはいつもけだるげ』

タイトルどおり、いつもけだるげな田中くんの物語。

周囲からは意外と言われるけど、僕はわりとスローライフ志向の人間なので、本作の田中くんの生き様に共感できちゃう部分が結構多いんです(^_^;)

 

『ふらいんぐうぃっち』

ジブリの不朽の名作『魔女の宅急便』を、基本的な設定はそのままに、10年代の日常系アニメに置き換えたような感じの作品。舞台である青森県弘前市の風景が美しい。

 

『クロムクロ』

背景の美しさに定評のあるP.A.WORKSの作品。今回はロボットアニメなんですねー。僕はロボットアニメって実はあまり興味ないほうなんですが、本作は(一応)最後まで見てみますね。

 

少年メイド

今期の男の娘枠。「主人公の男の娘かわいい☆」の一言に尽きる作品です。

 

キズナイーバー』

手がけるはアニメ制作会社「TRIGGER」。脚本は、男女のドロドロを描かせたら天下一品と称される岡田麿里…と書くのはこれが2回目になるw そう、今期、彼女は脚本を2本も手掛けているのだ(よっ、売れっ子!)。

ただ、肝心の本編の面白さはイマイチw むしろエンディングの三月のパンタシア『はじまりの速度』がとても透明感のある綺麗な曲で、そちらのほうが僕にとっては本編であるw