Furusawa Keisuke's blog

政治から映画、アニメ、将棋まで幅広く語ります。

ロシアでの思い出

5月になると、僕は個人的にロシアを思い出す。

今から5年ほど前の5月、ロシアのモスクワを訪れたことがあるのだ。

「モスクワ、寒かったでしょう? 5月といっても、日本でいう3月くらいの気候なんじゃないの?」とよく尋ねられる。

そんなことはない。さしものモスクワといえども、5月くらいになれば、だいたい日本と同じくらいの気温になる。

ただ、モスクワは高緯度のため(北緯55度)、いわゆる白夜に近い状態となる。夜9時を回っても、明るい明るい。10時を過ぎてようやく空が夕焼けに染まるかな、という感じだ。

 

僕がモスクワに到着したのは、5月9日のことだった。

日本人には、なんてことのないフツーの日だが、ロシア人にとっては対独戦勝記念日という重要な記念日にあたる。そのため夜ーといっても薄明るいけどーになれば打ち上げ花火がドンパチ。テレビも第二次大戦を扱った歴史モノのドラマばかりとなる。

空港からホテルに着いた際、リムジンバスの運転手さんが(おそらくウォッカが入っていたのだろう)やたらフレンドリーに「今日はロシアがナチスに勝った記念すべき日です! さぁ、日本のみなさんも一緒にロシアの勝利を祝いましょう!」と誘いかけてくる。

「いや、そのナチスの同盟国だったんだけどなぁ…日本は」とヒジョーに困惑したのをよく覚えている。

 

それにしても、ロシアというのはつくづく、英語が通じない国だ。

冷戦時代には「敵性言語」だったからなのか、本当に、笑っちゃうほど通じない。

「いやいや日本人だって英語はニガテじゃん。人のこと言えないでしょ」と思われるかもしれないが、ロシア人の「英語がニガテ」は日本人の比じゃない。

日本人がどんなに英語がニガテだといっても、This is a pen.とかWhat's your name?くらいならわかるだろう。

ロシア人は、それすらダメなのだ。

空港に到着した際、同行した知人がタクシーの運転手にWhat's your name?と問いかけたら( ゚д゚)ポカーンとしていた。

2014年のソチ冬季オリンピックの際、西側から来た観光客たちが「こんなに英語の通じない五輪開催地は初めてだ!」と頭を抱えた、と聞いている。「あ~、ロシアならそうだろうな」と僕は納得したのだった。

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