Furusawa Keisuke's blog

政治から映画、アニメ、将棋まで幅広く語ります。

最近見た映画の感想(第88回)

・『カンザス・シティ』

1930年代のカンザスを舞台に、黒人ギャングに夫を誘拐された妻が、夫と交換する約束で、ルーズベルト大統領の顧問の妻を誘拐する

…というストーリーは実はさほど重要ではなくて(w)、それよりも大恐慌時代のあの独特の雰囲気と、BGMとして大量に流されるジャズを楽しみましょうね、という映画。

1930年代は、もちろん大恐慌のど真ん中で経済的には大変な時代だったのだけれど、その一方で何とも言えない不思議な魅力もあって、この時代を舞台にした名画は数多い。『ペーパームーン』とかね。30年代アメリカを舞台とした映画がとびぬけて好き!という映画ファンも結構多い。

余談ながら。本作においてチョイ役として登場する黒人少年は、かのチャーリー・パーカーの少年時代、という設定である。

 

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・『気まま時代』

ミュージカル映画の歴史にさんさんと輝く黄金コンビ、ジンジャー・ロジャースフレッド・アステアの共演作品。

アステアが精神科医、ロジャースがその患者、という設定なのだが…正直言って、ストーリー展開がちと滑稽で非現実的すぎやしないかね。

ミュージカルというのはその本質からして「夢の世界」を描くものだから、多少非現実的になるのはしょうがないとしてもー突き詰めれば、登場人物が唐突に歌いだすこと自体がそもそも非現実的だしねーあんまり荒唐無稽だとさすがに萎えるよね~、という印象の映画でした。

 

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・『土曜は貴方に』

実在した歌曲チーム、バート・カルマー&ハリイ・ルビイの生涯を描いた伝記映画。カルマー役に我らがフレッド・アステア、ルビイ役にレッド・スケルトンを迎えての映画化と相成った。

というわけで、アステアはロジャースだけじゃなく、スケルトンのような男性俳優とだってちゃんとコンビを組むんですよ、という映画でした(もちろんBL的な意味じゃないよw)

いろいろあっていったんは決裂したカルマ―とルビイが、最後は和解して一緒に公の場に出、これまで作った楽曲をメドレー形式で演奏していく、というラストがとても印象に残る。

 

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・『艦隊を追って』

これまたジンジャー・ロジャースフレッド・アステアの黄金コンビによるミュージカル作品。

水兵役のアステアがサンフランシスコに帰港して、かつての恋人役のロジャースといろいろあって最後にはよりを戻す、という内容のお話。同じくミュージカル映画である『踊る大紐育』とよく似ていますね。

水兵になってもやっぱり甲板上で踊る踊るw これでこそ我らがアステアだねっ!

 

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・『柔らかい肌』

めんどくさ~い女を描かせたら右に出る者はいない(←?)フランソワ・トリュフォー監督作品。

文芸評論家の男がキャビンアテンダントの女と不倫してしまう。常に周囲の目を気にしながら密会を重ねる主人公。「ああ、わかる! わかるわぁ~」と共感してしまう男性諸君も意外と多かったりしてw

衝撃的なのがラスト。夫の不倫を知った妻は部屋からなんと猟銃(!)を取り出し、そのまま街に繰り出してついには夫を射殺する。

あ゛~もう、トリュフォー監督は、“女の執念”を描かせたら本当にうまいね! ピカイチ!

 

ファンキー加藤「…やっぱり不倫って、よくないと思いました…」

 

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