Furusawa Keisuke's blog

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寒いけどホットです―太陽系外縁天体

昨年の7月14日、探査機ニュー・ホライズンズ(英語の教科書じゃないよw念のため)冥王星に接近、史上初の至近距離での冥王星観測を行った。

早いもので、あれからもう1年。ニュー・ホライズンズのおかげで、冥王星に関する我々人類の知見は劇的に向上した。氷の火山、固体窒素の氷河など、冥王星は我々の想像を超える驚くべき地形で盛りだくさんだった。

 

冥王星は、太陽系の端っこに位置していることから、天文学の世界では太陽系外縁天体に分類されている。太陽系外縁天体は、いま天文学で最もホットな分野のひとつで、現在進行形で新発見が相次いでいる。

つい先日も、新しい外縁天体が発見されたというのでニュースになった。

 

海王星の向こうに新たな準惑星「2015 RR245」発見。太陽系の生い立ち解明に期待 - Engadget Japanese

 

今回発見された新天体「2015 RR245」(いつも思うが、新天体の仮名称って、スターウォーズのロボット感ハンパない)は、直径700㎞ほどとみられ、準惑星の有力候補(※)のひとつと考えられている。

 

※上の記事についてひとつコメントを。記事では新天体は「準惑星」と紹介されているが、正しくは「準惑星候補の天体」である。準惑星として認められるためには、形状が丸いことが確認されなければならない。新天体は、現時点ではまだ丸いという確証が得られていないので、準惑星候補”と呼ぶのが正しい。このように準惑星dwarf planet)と準惑星候補dwarf planet candidate)を混同した文章は、英語圏においても散見される。

 

このように新しい太陽系外縁天体が発見されれば、それだけ我々の太陽系に関する知見も増大していく。それがさらに新しい発見へとつながっていく。

現在捜索が進められている仮説上の第9惑星「プラネットナイン」も、いくつかの外縁天体の特異な軌道について調べている過程で、その存在可能性が浮上したのだ。

 

これからも太陽系外縁では新発見が相次ぐだろう。10年後には、太陽系の見取り図が今日とはガラリと変わってしまう可能性が高い。なんだか、ゾクゾクしちゃうねw