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Furusawa Keisuke's blog

政治から映画、アニメ、将棋まで幅広く語ります。

さよならおじいちゃん―都知事選を終えて

(7月31日20時現在)、NHKの選挙特番で、小池百合子候補当選確実のニュースが報じられているところだ。これにより、史上初の女性都知事が誕生することとなった。

僕は誰に入れたかって? それはナイショ(w

ただ正直に言えば、今回の選挙、鳥越候補でさえなければ誰でもよかったのだ。

 

今回、鳥越候補は野党統一候補として都知事選に出馬した。いわゆる「野党共闘」ってやつだ。

今回の野党共闘に対しては、①そもそも野党共闘は是か非か、②かりに是とするとして、その統一候補は本当に鳥越候補であるべきだったのか、というふたつの疑問が浮上する。

まず①について言うと、僕は現在の野党が共闘することにはかなり否定的である。共産党はまず党名からして変えるべきだし、議会制民主主義も象徴天皇制もはっきり認めるべきだろう。逆にいえば共産党がそうした抜本的改革に乗り出さない限り、他の野党は共産党と共闘するべきではない。

それでは百歩(僕にとっては一万歩)譲って、現在の野党が共闘するのをかりに認めるとして、その統一候補がなんでよりにもよって鳥越候補なのだろう。彼にはふたつの問題点がある。

ひとつめ。みなさんもとうの昔にお気づきかと思うが、鳥越候補はまったくといっていいほど、政策が語れない。

ふたつめ。彼は複数の週刊誌によって女性問題のスキャンダルを報じられた。本人はそれを否定しているが、こういうスキャンダルを報じられる時点でその真偽に関係なく統一候補としてはもはや不適格なのだーこう言っちゃ酷かもしれないが。野党はもっと事前に「身体検査」を十分にするべきだった。

それでは、野党は誰を候補に立てるべきだったのだろう。

今回、過去の都知事選に出馬経験のある弁護士の宇都宮健児さんが、直前まで立候補の準備をすすめていた。鳥越さんが統一候補に決まったせいで結局は出馬を断念せざるをえなくなったわけだが、鳥越候補より宇都宮さんのほうがよっぽど雄弁に政策を語れたことだろう。野党は、宇都宮さんをこそ統一候補に据えるべきだった。

 

選挙戦終盤、宇都宮さんが「女性の人権にかかわる問題」を理由に鳥越候補の応援を拒否したことについて、鳥越候補の支持層であるリベラル左派から宇都宮さんを非難する声が上がった。

彼らは米大統領選において、民主党のサンダース候補が最終的にはヒラリー候補の応援にまわったことを引き合いに出して宇都宮さんを非難したわけだが、いくらなんでもこの批判は無理筋だろう。米大統領選と今回の都知事選とでは、事情がまったく異なるのだから。

こうした左派内部での見苦しいゴタゴタを見てよく分かったのは、わが国の左派は「頼りない」とか「ふがいない」とかいう次元を超えて、もはや「要らない」ということだ。

もちろん、これからも世直しはこの国で必要とされるし、実行力の伴う世直し勢力も実際に出てくることだろう。だが(少なくとも従来の意味での)左派は、もうそれに合流することはない。

そのことがよく分かったのが、今回の都知事選だった。