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Furusawa Keisuke's blog

政治から映画、アニメ、将棋まで幅広く語ります。

太陽系って変わり者?

先日も少々愚痴ったように(^^;)、わが日本語圏では仮説上の太陽系第9惑星「プラネット・ナイン」(以下、P9)関連の話題がちっとも報じられません。そのため、P9に関する情報を得ようと思ったら、直接英語圏のサイトに当たってみるしかない状況です。

当ブログではこれから、英語がニガテという方のために、P9関連の英文記事を日本語で紹介していくことにします。

まずは先日と同じく、P9仮説提唱者のひとりであるコンスタンティン・バティギン博士の記事から紹介します。

 

The Search for Planet Nine: A Stranger at Home

 

この記事のなかでバティギン博士は、P9が発見されれば太陽系はより他の惑星系に近づく、と述べています。これはいったい、どういう意味でしょうか。

 

ふたつの意味があり、ひとつは軌道の形です。

P9は、かなりつぶれた形の楕円軌道を回っていると予測されています。

我々は、惑星の軌道はすべて円であると思ってしまいがちですが、厳密には惑星軌道はすべて楕円です(※)。ただし、これまで知られている太陽系8惑星はかなり真円に近い楕円軌道を回っているため、楕円という実感がわきません。

ところが宇宙全体でみると、円に近い軌道の惑星はさほど多くなく、むしろP9のようにつぶれた楕円の軌道の惑星のほうが多いくらいなのです。その意味で、P9のほうこそ宇宙標準であるといえるのです。

 

※地球はかなり真円に近い軌道を回っていますが、水星や火星は比較的つぶれた形の楕円軌道を回っています。惑星軌道が楕円であることを突き止めたのはヨハネス・ケプラーという近世ドイツの科学者ですが、彼は火星の運行データを調べているうちにその軌道が楕円であることに気付いたといわれています。

 

ふたつめは、大きさ。

宇宙全体では、地球よりも大きいが海王星よりかは小さい、「スーパーアース」と呼ばれるタイプの惑星が最も数が多いことが知られています。

ところが、どういうわけだかこの太陽系にはそうしたスーパーアースが存在せず、岩石惑星である地球とガス惑星である海王星との間には、明確な断絶があります。

ところが、もしP9が存在すればどうでしょう。P9は地球より大きく海王星より小型のガス惑星と推定されているため、まさしくスーパーアースの大きさであり、太陽系における上述の断絶を埋めてくれることにもなるのです。

 

これらのことから、P9の発見によって太陽系は特殊な存在ではなく、ごくふつうの惑星系になる、というわけなのです。