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Furusawa Keisuke's blog

政治から映画、アニメ、将棋まで幅広く語ります。

『真田丸』これまでの感想その2

昨日、大河ドラマ真田丸』の関ヶ原合戦までの感想を書いたばかりだ。が、まだまだ書き足りない(^▽^;)

というわけで今日も『真田丸』の感想をいくつか。

 

感想ひとつめ。

真田丸』は4月から「大坂編」に突入し―ていうか、「大坂編」っていつ終わったんだろう。もしかしたら関ヶ原までが「大坂編」なのかな?ーそれ以前の「信繁青春編」とは物語の性質も演出のテンポも大分変わった。

それでは、「大坂編」のテーマを一言で表すなら何かというと、僕はディスコミュニケーションだと思っている。

たとえば、秀次事件。この謎めいた事件については諸説あるが、『真田丸』では秀吉と秀次の不幸なすれ違いとして描いていた。

太閤・秀吉は、関白である秀次がいろいろと忙しそうだから手伝ってやろうというので居城に政務スペースを設けるのだが、その図面を見た秀次は「あぁ…叔父上は実権を手放すおつもりはないのだ…」と解釈して絶望、最後は切腹して果ててしまう。

その後の豊臣家がたどった歴史を思うにつけ、あのとき秀次が生きていてくれればなぁ…とどうしても思ってしまう。

 

秀吉没後の三成と家康の関係も、これと似ている。三成は、家康が秀吉亡き今、天下を奪おうとしていると考え、警戒する。

が、実は『真田丸』の家康は、この時点ではまだ天下取りを考えていないのだ。

ところが三成が家康を警戒するあまり深刻な政治対立が生じ、武力衝突一歩手前の状態にまでなると、日頃から三成に恨みのあった全国の大名たちが次々と家康のもとに馳せ参じてきた。これを見た家康は「豊臣に恩顧のある大名がこれほどまで集まった。これならば…」と、ここで初めて天下取りの野望を抱くのだ。

つまり、はじめから三成が家康の下について政務をとっていれば、秀頼元服まで政治は滞りなく行われ、豊臣家の天下は安泰だったのだ。三成の豊臣家への想いが、逆に徳川の時代を呼び寄せてしまったのである。なんという皮肉だろう!

 

感想ふたつめ。三成、やっぱりウザいよなぁ…w

武力衝突が回避され、三成は居城での謹慎を言い渡される。信繁が「石田様がおられなければ仕事が回らなくなるでしょうね」と言うと、三成は真顔で「私もそう思う」と応える。こういうとこが、いちいち癪に障るんだよなぁ。

僕は、自分が文化系なものだから、加藤清正福島正則といった(言っちゃ悪いが)脳みそ筋肉的な体育会系の人たちがぶっちゃけ苦手なんだけど、それ以上に三成のほうがイヤ(;^ω^)

あぁ、自分は体育会系よりもむしろ理屈っぽいやつのほうが嫌いなんだな、ということがよく分かり、自分という人間についてまたひとつ知ることができた。

アレと同じだね。武力衝突目前、三成が細川忠興のもとを訪れて忠興の好物の干し柿を渡すんだけど、忠興が「…俺は加藤なんて嫌いだ。福島なんかも嫌いだ。だがそれ以上に、石田、お前が一番嫌いだ」と言って三成からもらった干し柿をブチィィィ!と握りつぶしちゃうシーンがあったけど(w)、僕も忠興と同感。

 

感想みっつめ。関ヶ原を描いたスピンオフやってほしいなぁ!

「え~? 大河ドラマのスピンオフなんてできるのぉ~?」などと思ってはいけない。大河ドラマ新選組!』のスピンオフドラマ『新選組‼ 土方歳三 最後の一日』が制作されたという先例があるからだ。

奇しくも、『新選組!』の脚本も三谷幸喜であり、スピンオフの主演は山本耕史だった(しかも大谷刑部を演じた片岡愛之助榎本武揚を演じるというオマケつき)

我々視聴者が働きかければ、本編では40秒で終わってしまった(涙)関ヶ原の戦いをスピンオフドラマでた~っぷりと描いてもらうことは、十分に可能だと僕は思っている。『真田丸 敗者たちの関ヶ原』みたいな感じのタイトルでさw

…まぁ欲を言えば、上杉主従にとっての「関ヶ原」ともいえる長谷堂城の戦いも並行して描いてもらえるとなおありがたいのだが…(;^ω^)