Furusawa Keisuke's blog

政治から映画、アニメ、将棋まで幅広く語ります。

日本の保守よ、LGBTを分捕ってしまえ

最近よく考えているのは、日本の保守はLGBT(性的マイノリティー)を取り込むことが可能なんじゃないか、ということだ。

 

…なにやら突拍子のない話に聞こえるかもしれないが、僕は割と真面目である。

欧米はキリスト教圏であるからして、欧米の保守は当然ユダヤ=キリスト教の価値観を前提にしなければいけない。

そのユダヤ=キリスト教は、伝統的にLGBTを弾圧してきた経緯があるため、それに立脚する欧米の保守はいまだにLGBTに対して寛容にはなりきれないというわけだ。

一方われらが日本はといえば、当然ながら非キリスト教国である。ならば欧米の価値観に合わせる必要はかならずしもないはず。

実際、この国の歴史を紐解けば、人気の戦国武将たちにはたいてい同性愛のたしなみがあったわけだしーこれを衆道というー江戸時代にも「陰間」と呼ばれる男娼があったわけだから、日本の保守はむしろこういう“伝統”をこそ保守していけばいいのだ!―というスタンスは当然成り立つものと僕は考えている。

 

あるいは、こういう考え方をすることもできる。

「女らしさ」というのは、なにやらフェミニストたちから叩かれていて、旗色が悪い。男が「女らしさ」の名のもとに、自らに都合のよい価値観を女に押し付けているだけだろう、というわけだ。

ところがこの「女らしさ」をむしろ積極的に受容しているのが、MtF(女になりたい男)である。

ある意味、現代社会において「女らしさ」の一番の守護者はこのMtFではあるまいか、と僕は思っている。そういう意味では、「彼女たち」はとても保守的と言えるのではないか、と。

実際、MtFFtM(男になりたい女)が「女らしさ」なり「男らしさ」なりを強調する傾向をフェミニストたちが「ジェンダーの固定化につながる」として批判する、というパターンはよくみられるのだ。

 

おもえば、安倍政権が実施しているリフレーション(リフレ)政策も、欧米基準ではむしろ左派に分類されるものを、右派である安倍政権がいうなれば「分捕って」しまったものだ。現在ではかえって野党の民進党のほうが欧米基準では右派とされる緊縮財政路線を採っているほどである。

左派の経済政策を右派が分捕ってしまったように、LGBTの問題についても、このさい右派が分捕ってしまってはどうだろうか。

…というのが、ようするに今回の話である。