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Furusawa Keisuke's blog

政治から映画、アニメ、将棋まで幅広く語ります。

最近見た映画の感想(第108回)

・『スイート・チャリティ』

イタリア映画界の巨匠フェデリコ・フェリーニ監督の名作『カビリアの夜』が、アメリカのミュージカル映画としてリメイクされて帰ってきた!

…というわけで、オリジナル版と同様、見ていて哀れなくらい男運がなさすぎる女主人公を温かいタッチで描いている。

う~む、個人的にはオリジナル版よりもこっちのほうが好みかな(w

 

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・『姉妹と水兵』

海軍の慰問ショーに参加した姉妹の歌手が、どちらも同じ水兵に恋してしまう。おまけにその水兵が実はお金持ちの御曹司だったり…と「いかにも~」な感じのラブコメ作品。

ただ撮られた時期が時期なだけに(1944年)、ちょっと戦意高揚的な雰囲気もあるかな~(^^;)という感じです。

 

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・『暗くなるまで待って』

20世紀が生んだ偉大なるスター女優、オードリー・ヘップバーンがなんと盲目の女性を演じた作品。

オードリー扮する盲目の女性の家に、犯罪グループのメンバーたちの影が迫ろうとしている。女性の夫がひょんなことから手に入れ、家に持ち帰った人形の中に、何を隠そう、麻薬が隠しこまれていたのだ!

果たして女性は犯罪グループの魔の手から逃れることができるのか…!

…というわけで、あのオードリーがなんと盲目の女性の役までやっていたんですね~。驚きました(;^ω^)

本作公開当時(1967年)、もうオードリーはすでにアラフォーのはずなんだけど…いやぁ、オードリー、かわいいですw(←もはやお約束!

 

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・『ジョニーは戦場へ行った』

人類にとって未曾有の悲劇となった、第一次世界大戦

この戦争を扱った映画はたくさんあって、本ブログでもたびたび取り上げてきた。『素晴らしき戦争』とか『大いなる幻影』といった作品がそれだ。

本作もそのひとつだが、こちらは戦場の悲惨さもさることながら、負傷した兵士の置かれた絶対的な孤独に焦点をあわせているところに特徴がある。

主人公の米軍兵士は塹壕にて瀕死の重傷を負い、病院に担ぎ込まれる。なんとか一命はとりとめたものの、手足も五感のほとんども失ってしまう。他者とのコミュニケーションもできない。彼は世界から隔絶された存在になってしまった。

そんな彼の孤独感を表現するのが、色彩だ。負傷前の世界は色鮮やかなカラーで描かれていたが、負傷後の世界はモノクロ一色。彼は色彩のない世界に閉じ込められてしまった。

同様に主人公の置かれた絶対的孤独をテーマとした映画に、『潜水服は蝶の夢を見る』がある。本作を見ていて、あぁ『西部戦線異状なし』と『潜水服~』を足して二で割ったような映画だな、と思った。

…個人にとって、「御国のための名誉ある死」という言葉が、いかに何の慰めにもならない空虚な概念にすぎないことか!

 

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・『コックと泥棒、その妻と愛人』

舞台はとある高級フレンチレストラン。そこで家父長的な権力を振るいまくる横暴なオーナーの男(日本の役者さんでたとえると、吉田鋼太郎さんあたりがこういう役うまそう)は、なんと窃盗団の頭目、大泥棒である。

その妻がレストランのトイレにて愛人の男とひそかに逢瀬を重ねており、それがバレてしまったものだから、さぁ大変。しまいには愛人の男は窃盗団の手で殺害されてしまう。

かくして愛する人を殺された妻は、驚くべき復讐を計画する…

滑らかなカメラワークもとても印象的だけど、本作において特筆すべきはなんといっても、その圧倒的なまでに悪趣味なラスト!

その内容たるや…あまりにエグすぎて、とてもここでは書けません(;^ω^)

 

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・『スティング

俺たちに明日はない』の名コンビ、ポール・ニューマンロバート・レッドフォードが返ってきた! 監督も『俺たちに~』と同じくジョージ・ロイ・ヒルだ。

1930年代のアメリカ、シカゴ。詐欺師の若者が、マフィアに殺された師匠のかたきを取るべく、伝説的な賭博師と組んでマフィアを追い詰めていく、というお話。

作中でよく再現されている30年代の文化・風俗も印象的だけど、個人的に強く印象に残ったのが、(意外に思われるかもしれないけど)音楽。

どれもこれも一度は聞いたことのある名曲ばかりだけど、とりわけ"Easy Winners"は東京ディズニーランドの入り口付近でいつも流れている曲だ。僕はディズニーランドに遊びに行った日のことを思い出して、ただただ懐かしかった。

先日、映画の楽しみ方について書いたが、ひとつ大事な点を忘れていた。音楽もまた、映画の楽しみのひとつなのだ。

 

スティング [DVD]

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