Furusawa Keisuke's blog

政治から映画、アニメ、将棋まで幅広く語ります。

「パス率」とは何ぞや

世はまさに、大女装時代である。

 

新宿の2丁目などに行けば、女装男性と一般男性(もちろん一般女性も)が交流できるお店なども複数あり、女装が「禁断の趣味」とされた一昔前と比べれば、女装はずいぶん身近な世界となった。

そうしたお店で、女装男性から話をうかがってみると、これがなかなか面白い。

 

たとえば、「パス率」の話。

女装する人たちにとって、最重要事項といえるのが、パス率を上げることである。

さて、パス率とは何ぞや。

女装の世界においては、周囲の人々から女装を見破られず普通にスルーされることを「パスする」というのである。見破られなければ、その人のパス率は高いとされる。

反対に、女装を見破られることを「リード」という。外見、立ち振る舞いなどから実際の性別を読み取られてしまう(Read)から、こう言うわけだ。

女装する人たちは、当然、なんとかリードされないように、パス率を上げるように日々努めている。

では、具体的には一体どうすればいいのか。

 

ちょっと意外に思われるかもしれないが、それは、地味になることである。

パス率が低い人というのは、金髪のウィッグ(かつら)だとか、超ミニのスカートだとか、とかく目立つ服装を好みがちである。すると途端にパス率が下がってしまう。

反対にパス率が高い人というのは、見た目が地味だ。

まずウィッグの色は、黒に近いダークブラウン。スカートも、ミニではなくちゃんと膝丈まであるものを着用していることが多い。

服装は、レディーススーツが最善だという。なぜかはよく分からないが、私服よりもスーツ姿のほうが格段にパス率が上がるらしいのだ。

 

パス率を上げるのにもうひとつ役に立つのが、マスクだ。

花粉症の時期にマスクのお世話になる人(僕とか)ならばよく分かるかと思うが、マスクは人の顔の半分くらいを隠すため、マスクをしていると顔立ちの男性的特徴を覆い隠すことができる(それでいて、怪しまれることも少ない)

男性の顔というのは、女性のそれと比べると下半分のパーツの間隔が長いとされている。したがって、その下半分を隠せるマスクはパス率を上げるのに効果的、というわけだ。

 

地味な格好で、なおかつマスクを着用すれば、もうよっぽどのことがないかぎり、リードされる心配はないという。

街中を女装姿で堂々と歩いていても、奇異の目で見られることがないため、女装している当人は拍子抜けしてしまうという。あまりにパス率が高すぎて、かえって気味が悪いとすら思えてくるのだそうだ。

 

…新宿などに行くと、女装に関する興味深い話をいくつも聞くことができる。

これから本ブログでもちょくちょく、こういった女装の話を取り上げてみたい。