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Furusawa Keisuke's blog

政治から映画、アニメ、将棋まで幅広く語ります。

次はフランス大統領選?―なるか「第3のサプライズ」

今年、世界をあっと驚かせた、ふたつのニュース。「ブレグジット(英EU離脱)と「トランプ大統領」誕生。

これらに続く「第3のサプライズ」は、起こるのでしょうか。起こるとしたら、それはいったい何でしょう。

…僕が思うに、次に起こりうるサプライズは「マリーヌ・ルペン仏大統領」の誕生、です。

 

来年2017年は、フランス大統領選挙の年。これに、有力候補として名前が挙がっているのが、極右政党・フランス国民戦線(FN)マリーヌ・ルペン党首なのです。

さて、「ルペン」と聞いて、皆さん何か思い出しませんか?

 

「あぁ、『ルパンルパーン♪』のアレでおなじみの、あの国民的アニメのことですね!」

 

違います。ルパンじゃなくて、ルペンね(しかもアレは正しくは「ルパン・ザ・サード」)

2002年、「ルペン・ショック」という言葉がにわかに話題になったのを、まだ覚えている方も多いかと思います。

この年、仏大統領選で初めて、極右政党の候補が決選投票まで駒を進めたのです。この候補こそ、ジャン=マリー・ルペン、今のマリーヌ党首の父親にあたる人物です。

この父ジャン=マリー氏からFN党首の座を受けついだのが、娘のマリーヌ氏だったというわけです。

ところがところが。彼女へと代替わりしてから、極右政党・FNは大幅なリニューアルを経験することとなりました。

父の代では大規模な反移民キャンペーンを展開するなど、極右政党としての性格が強かったFN。娘の代になると、反移民のスタンスこそ変わらないものの、一方で妊娠中絶や同性愛を容認するなど、よりソフトな路線をとるようになったのです。

このような大胆な路線変更は、FNの支持率上昇に寄与しましたが、その一方、父ジャン=マリ―と娘マリーヌとの間で深刻な対立が発生、ついにマリーヌは父を除名処分としてしまいました。

 

…あれ、どこかで聞いたような話だな、と思われた方もいるかもしれません。

そうです、これって大塚家具と似ているのですね。父から娘へと代替わりして、それまでのやり方が大きく改められ、結果、父と娘が対立する、という構図です。

大塚家具の場合、最終的に娘が勝利し、父親はパージされてしまいました。FNのほうも事情は同じで、父親はパージされ、FNは名実ともに娘マリーヌの政党となりました。

そして今、マリーヌ党首は2017年大統領選における有力候補として、世界から注目を集めているのです。

 

フランスは、アメリカと同様、大統領制を採用している国です。また、既存の左右政党に失望した有権者たちが多くいるとされる点も、これまたアメリカと同じです。

そのフランスでは今、トランプ米大統領誕生の追い風を受けてマリーヌ仏大統領が誕生する可能性が真剣に議論されているのです。

実際、マリーヌ党首はトランプ大統領の誕生を歓迎する姿勢を明らかにしています。

はたして来年、ブレグジット、トランプ大統領誕生に続く、「第3のサプライズ」は起こるのでしょうか。

来年も世界情勢から目が離せそうにありません。