Furusawa Keisuke's blog

政治から映画、アニメ、将棋まで幅広く語ります。

大坂城五人衆、見参!―『真田丸』、これまでの感想

大河ドラマ真田丸』、いよいよクライマックス・大坂の陣の火ぶたが切って落とされました!

 

この大坂の陣で大活躍しているのが、主人公・真田幸村をはじめとする「大坂城五人衆」です。

この五人衆、なんというか、描かれ方がとっても「戦隊ヒーロー」っぽいんですよね(w)。5人だし。リーダーが赤(真田)というところもなおさらw

五人衆が戦隊ヒーローなら、徳川方はさながらショッカー的な悪の組織ですw

とくに真田丸の戦いを描いた『完封』の回では、家康や秀忠の「…完敗じゃ」「…次の策を考える」という会話が、まんま主人公に撃退された悪の組織のリーダーとその幹部の会話そのもので、笑えましたw

 

…え、五人衆のなかで一番好きなキャラは誰かって?

うーん、個人的には、毛利勝永が結構気に入っています。

なんか、普段はわりと斜に構えているというか、ニヒルな感じのキャラなのに、いざ戦場に出ると打って変わって「ヒャッハー!」な感じになっちゃうところが、ギャップ萌えというか、イイですよねw

真田丸の戦いでも、ふら~と持ち場を離れて(!)、「お手並み拝見っ!」と勝手に櫓に上っちゃって、それで長宗我部さんが閂(かんぬき)を開けられなくてアタフタしているところを、火縄銃で閂ごとふっとばしちゃって、それこそ「ヒャッハー!」って感じで笑うんですよね。

アレで勝永さんが一番のお気に入りキャラになりましたw

 

…これはまったくの余談ですが。映画『七人の侍』のなかで、アメリカ人が一番好きなキャラは腕白坊主の菊千代(三船敏郎)、イギリス人が一番好きなのは人格者のリーダー・勘兵衛(志村喬)、そしてフランス人が一番好きなのはニヒルな久蔵(宮口精二)、という話を友人から聞いたことがあります(;^ω^)

僕のお気に入りキャラも久蔵で、やっぱり僕は菊千代的な熱血漢キャラじゃなくて、久蔵ー勝永系のキャラのほうが好みのようです。

 

さて、さきほど五人衆を戦隊ヒーローになぞらえましたが、戦隊にはたいていひとつヒロイン枠(ピンク)が設けられていますね。五人衆におけるヒロインキャラは、いったい誰でしょう。

やっぱり、長宗我部盛親(もりちか)さんでしょうねw

なにせあのルックスで「お花大好き」「戦嫌い」「ひとりは寂しくてイヤ(><)」という、「歩く萌え要素」とも言うべきお方です。

ネット上でもさっそく「もりちー」というあだ名までつけられ、愛されています。

それにしても、この『真田丸』というドラマ、つくづくオッサンをかわいく描くのに長けたドラマですよね~。

かわいいといえば、上述の『完封』の回ではひさびさに、「大天使景勝さま」こと上杉景勝さんが出てきてくれて、うれしい限りでした。

そんなオッサンキャラたちとは対照的に、女性キャラたちの勇ましいこと勇ましいこと!

お江の方を主人公にした数年前の大河では、主人公はひたすら「戦は嫌でございます~」を連発していたけど、本作の女たちはみんな勇ましく戦います。茶々(淀殿)にいたっては、なんかフリルのついたワケのわからない甲冑まで身にまとって現場を激励(?)していましたね。

…このシーンに限らず、やっぱり茶々って、ウザイですよね(^▽^;)

きりもまぁウザイんだけど、なんというかウザさの質が違っていて、きりの場合は単に厚かましいオバサンのウザさなんだけど、茶々の場合はメンヘラ―のウザさなんですよ。

じゃあどっちのウザさのほうがタチが悪いかといえば、やっぱり後者のほうだと思うんです。というわけで、茶々はやっぱりニガテ(;^_^A

 

…え? 先ほど「五人衆で好きなキャラは?」と話題に上ったけど、「五人衆で一番ニガテなキャラは誰か」って?

うーん、みんな好きだけど、まぁ、強いてニガテなキャラを挙げるとするなら…明石全登さんかなぁ。

「己の信じる宗教を守るために戦う」といえば、まぁ聞こえはいいんだけど、ああいう「イデオロギーのためなら死をも辞さず!」的な人って、僕、どうも体質的に合わないんですよね(^^;

これはこのドラマに限らず、政治運動の現場などでも同じことです。

 

さて、ここまで大坂城五人衆を中心に語ってきましたが、僕には一点、ある疑問がありました。

このドラマはこれまでずっと主人公のことを真田信繁と本名で呼び続けてきたのに、どうして大坂の陣からは講談通り「幸村」と呼ぶようになったんだろう。どうせなら、最終回までずっと本名の「信繁」で通せば面白かったのに、と。

やっぱりお父さんの字である「幸」を名乗るのが大事だと制作陣は考えたのでしょうか。

でも、OPのクレジットでは大坂の陣以降も真田信繁(幸村)ってなんとも中途半端な表記のままなんですよね。どうしてだろう。

 

真田丸の戦いにおける主人公の描写を見て、ようやく謎が解けました。

戦場では「我こそは、真田左衛門佐幸村ァ!」と勇ましく名乗りを上げるんだけど、戦から戻ってくると「心の臓が飛び出そうだった…」と素直に心境を述べるんですね。

「…ああそうか。信繁は必死に背伸びしてまで『幸村』というキャラクターを演じていたんだな」と僕は納得しました。

つまり大坂の陣でも、主人公は真田信繁のままなのです。そしてその信繁が、戦場においては「日の本一のつわもの・真田左衛門佐幸村」というキャラクターを演じる。だからこそOPのクレジットは大坂の陣でも一貫して真田信繁(幸村)なのです。

ちょうど、イケメンのお兄さんが変身して戦隊ヒーローになるのと同じようなものだったのですね。