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Furusawa Keisuke's blog

政治から映画、アニメ、将棋まで幅広く語ります。

「人間的には」≠「政治家としては」

我らが安倍首相とトランプ次期大統領が、17日、NYにある同氏の所有する高層ビルー通称「トランプ・タワー」にて“首脳会談”を行いました。

最後はふたりとも笑顔で握手

まだ皆さんの記憶にも新しいニュースかと思います。

 

かくして“初手合わせ”を終えた安倍さんとトランプさん。幸いなことに、ふたりはどうやらウマが合ったようです。

安倍さんはこれまでにも、ロシアのプーチン大統領やトルコのエルドアン大統領、それにフィリピンのドゥテルテ大統領など、国際社会のなかでは(言っちゃ悪いけど)「どちらかというとアレなリーダーたち」とウマが合うようで、良好な関係を築いてきました。

これについて、あるメディアは「安倍首相自身、独裁者タイプのリーダーだから、同じタイプのリーダーたちと相性がいいのだ」というふうに解説していました。

…うーん、違うように思いますねぇ。

安倍さんはむしろ「キャラの薄い(でも人のいい)フツーのおっさん」であり、だからこそ、世界のアクの強いリーダーたちと接しても、「個性がぶつかる」という事態に陥らずに済むのだと思います。

トランプさんやプーチンさんたちがさながら硬~い鉄球だとしたら、安倍さんはそれを受け止めてくれる緩衝材、といったところでしょうか。

 

さて。

もし仮に、仮にですよ、僕が、米国のオバマ現大統領、トランプ次期大統領両方からディナーパーティーに招待されたとしたら(ありえない話ですが…)、しかもそれが同日に開かれ、どちらか一方にしか出席できないとしたら…。

いったい、どちらのパーティーに参加したらいいものでしょう。

…こう言うとなにやら意外に感じられるかもしれませんが、僕は、トランプさんのパーティーのほうを選びたいと思います。

トランプさんは、まぁたしかに失言癖はあるものの、一方で、人間的にはなかなか豪快で、面白そうな人ですからね。反対に、オバマさんはメディアの前では愛想よくふるまっているけど、実は意外と冷淡な性格であると聞きます。

一緒にいて楽しいのは、トランプさんのほうでしょうね。

 

ただし、ここで気をつけてほしいのは、人間としての評価と政治家としての評価とは、まったくの別問題だということ。
オバマさんとちがい、政治経験のないトランプさんの、政治家としての力量は、現時点では未知数であると言わざるを得ません。

僕は「政治家ドナルド・トランプ」を必ずしも肯定ないし歓迎するものではありません。

 

それからもうひとつ。「人間的に好きかどうか」と「国家元首としての品格があるかどうか」は、これまた別の問題です。

今回、安倍さんとトランプさんが会談を行ったトランプ・タワー。その内装は…驚くなかれ、純金(!)と大理石がふんだんにあしらわれているのだそうです。

豪華絢爛とも言えますが、一方で「成金趣味」という印象もまた、どうしても付きまといます。

トランプさんといえば、選挙期間中、かつてした「金持ちになれば女といくらでもヤレるんだぜ!ガハハハハハwwwwww」的な発言が女性蔑視だ、politically incorrect(政治的に正しくない)だというので、ずいぶんと批判されたものです。

たしかにそうなのでしょうが、political correctness云々とはまた別に、ああいう発言をしてしまう人は、率直に言って、国家元首としての品格に欠ける、と言わざるを得ない。

トランプさん、なかなか豪快な方で僕は“人間的には”好きですが、もうすこし、一国の指導者としての自覚をもって、お仕事に励んでいただきたい。
 
…なおこれは余談ですが、僕は左の方々の間ではずいぶんと悪名高いブッシュJr元大統領のことも、“人間的には”決して嫌いではなく、むしろ好きなくらいです。