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Furusawa Keisuke's blog

政治から映画、アニメ、将棋まで幅広く語ります。

叡王戦(再)エキシビジョンマッチ、開催!

人間のプロ将棋棋士とコンピューターソフトとが対局する夢の舞台「将棋電王戦」。

その人間側の挑戦者を決めるのが、ドワンゴ主催の公式棋戦「叡王戦(えいおうせん)です。

今年の叡王戦決勝2番勝負では、現名人でもある佐藤天彦九段が千田翔太五段に2連勝! 見事、第2期叡王の座に輝きました。

佐藤叡王は、来年春に行われる第2期電王戦で、コンピューターソフトのチャンピオン・ponanza(ポナンザ)と対局します。

 

将棋叡王戦、佐藤天彦名人が優勝 将棋ソフト「PONANZA」と来春対局へ - ITmedia ニュース

 

さて、叡王戦決勝はこうして幕を下ろしましたが、今年の叡王戦はまだ終わりそうにありません。

12月18日(日)に、久保利明九段と豊島将之七段の対局が「叡王戦(再)エキシビジョンマッチ」という形で実現することになったのです。

 

live.nicovideo.jp

これは一体どういうことでしょう。

これにはすこしばかり解説が必要です。

 

10月30日、叡王戦本戦二回戦で久保九段と豊島七段の対局が予定されていました。

ところが、定刻になっても久保九段は姿を現さず、結局不戦敗となってしまいました。

実は、久保九段は対局時刻を勘違いしており、そのせいで遅刻してしまったのです。

 

それから約1カ月半。一度は幻に終わった「久保vs豊島戦」が、エキシビジョンマッチという意外な形で、このたび実現することになりました。

 

今回のドワンゴの対応は、なかなかシャレが効いていて、イイですねw

今回はこうして笑い話で済みましたが、棋士が対局に遅刻してしまうというのは、実は結構重いことなのです。

スポンサーあっての棋戦ですから、その対局に出ないというのは、スポンサーへの背信行為と受け止められるのです。

2010年に郷田真隆九段が竜王戦に遅刻して不戦敗となった際には、郷田九段に対局料の不支払い・竜王戦月額手当年額の半分返納・1日ボランティア活動という重いペナルティーが科せられています。

今回の叡王戦でも、久保九段になんらかのペナルティーが科せられるのでは、と予想されていましたが…まさかの斜め上の対応に、将棋ファンの間では笑いが広がっています。

 

こういうところに、ドワンゴという企業のもつ遊び心、懐の広さが表れていると思いますね。

少なくとも僕は、今回の一件でドワンゴへの好感度が上がりましたw

 

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・追記(2016.12.18)

というわけで、本日(12月18日)、久保九段と豊島七段のエキシビジョンマッチが行われました。

久保九段、今回はちゃんと定刻通りに会場入りし(w)、関西若手界のホープ・豊島七段を相手に見事勝利をおさめました! (あーあ、これが本戦だったらなぁ…)

その久保九段、ドワンゴからは結局お咎め無しだったようですが、棋士会役員という立場上、役員報酬を半年間にわたり“自主的に”返上することに決めたのだそうです(^^;