Furusawa Keisuke's blog

政治から映画、アニメ、将棋まで幅広く語ります。

最近見た映画の感想(第126回)

・『マージン・コール

米国のとある投資銀行を舞台に、銀行員たちのあわただしく、かつ虚無的な24時間を描く。銀行のモデルとなったのは、かの「リーマンショック」で悪名高いリーマン・ブラザーズだ。

とにかく、彼らの扱う金額の桁に驚かされる。

べらぼうに高い。高すぎるのだ。

例えば劇中、「時給17万ドルで云々~」というセリフが出てきて、面食らってしまう。我々庶民に言わせりゃ「え、時給17万ドルって、何スか?w 年収の間違いじゃなくてですか?w」という話だ。

これだけを聞けば、なんともうらやましい話に思えるが、本作が興味深いのは、にもかかわらず銀行員たちが全然幸せそうには見えないということ(;^ω^)

中盤、銀行員が自らの金の使い道について語るシーンがあるのだが、なにやら高級なスーツのためにウン万ドル、高級レストランでの食事費用にこれまたウン万ドル…とロクな使い方をしていないように思えるw

僕だったら、こんな大金もらわなくても、古本屋で三島由紀夫全集とか買えれば、それだけでもう十分幸せだけどなぁ。

あ~。たとえ時給17万ドルもらえるとしても、僕だったらこんな仕事、ぜぇ~ったい、やりたくないですw カジノ資本主義のむなしさよ…

 

マージン・コール [DVD]

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・『地下鉄のザジ

フランスには、不思議な映画が多い。

この前ご紹介した『ぼくの伯父さん』もそうだったけど、本作もそう。とても風変りな映画で、とても面白い。

田舎からパリへとやってきた、10歳の少女ザジ。彼女がパリで過ごす、めまぐるしい一日をシュールに、そしてコミカルに描く。

全編にわたってコマ落とし(早送り)などの手法を多用している本作。なかでも、ザジが街で出会った怪しいオッサンと追いかけっこするシークエンスは実にテンポがよく、ひさびさに声を出して笑ってしまったw

楽しいけれども難解な本作、少女の成長儀礼(イニシエーション)を描いた作品、ととらえることもできる。この点では、相米慎二監督の日本映画『お引越し』と似ている、と言えるかもしれない。

ザジ役の子役カトリーヌ・ドモンジョがとにかく可愛いっ!

 

地下鉄のザジ【HDニューマスター版】 [DVD]

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・『素晴らしきヒコーキ野郎』

時は、飛行機黎明期の1910年。英仏海峡を横断する飛行機レースが開催されることと相成った。優勝を目指して、英仏独伊米日の6ヵ国からパイロットたちが集結、空の男たちの戦いが幕を開けた。

几帳面なマニュアル人間のドイツ人、表では紳士面をしていても裏ではあくどいことを平気でやるイギリス人、女に目がないフランス人など、それぞれの国の国民性が面白おかしく、かつ的確に描かれていて草不可避であるwww

我らが日本からは、なんと石原裕次郎(!)が参戦、世界を相手に戦いを挑む。

…と言うとカッコいいのだが、彼の乗る機体になんとも中国的な獅子の絵柄が描かれているあたりは「…まぁハリウッドだし、しょうがないよね」といったところか(;^_^A

コミカルなエスニックジョークが『ヘタリア』にも通じるところがあって、個人的にはとても面白い映画でした♪

 

 

・『月蒼くして』

NYのエンパイア・ステート・ビルの展望フロアにて、建築家の男と、ちょっと「不思議ちゃん」が入った駆け出しの女優の女が出会う。

ふたりはイイ感じになって、男のアパートで夕食を共にすることになるが、そこに男の元カノやその父親、さらには女のほうの父親までやってきて、どんどんカオスになっていく…

というわけで、いかにもNY的な、都会派ラブコメ映画でした。僕はこんな女ヤだよ…

 

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・『地底探検』

時は19世紀。スコットランドの地質学の教授が、若い助手とともにアイスランドへ。そこでスウェーデンの地質学者の奥さんや現地人ガイドの青年とともに、火山の噴火口へと入り、「地球の中心」(center of the earth)を目指す旅に出る。

…というわけで、邦題のとおり、地底探検を描いた映画である。地底なのになんか海があったり、なんか巨大キノコが生えていたり、なんか巨大イグアナみたいなのが出てきたり…とイベント盛りだくさんだ。

挙句の果てには超古代文明アトランティスの遺跡まで出てきて、もうお腹いっぱいデスw

「地底なのになんでこんなに明るいんだよ」とか、「ヒロインのおばさん、地底探検のあいだもメイクバッチリっておかしいだろ」とか、ツッコミどころを挙げればキリがないけど、まぁ娯楽映画ですからねw

最後まで、頭からっぽのまま楽しむことができました♪

ついでに言うと、東京ディズニーシーの人気アトラクション「センター・オブ・ジ・アース」は、本作が元ネタです。