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Furusawa Keisuke's blog

政治から映画、アニメ、将棋まで幅広く語ります。

『真田丸』キャストのベスト5を決めてみました

先日ついに感動のフィナーレを迎えた、NHK大河ドラマ真田丸』。

ネット上では、「ドラマ全体のMVPを決めるとしたら誰か」という話題でもちきりになっているようですね。

よし! ここはひとつ、僕なりに『真田丸』MVPを独断と偏見で選んでみよう! …と思いましたが、あれほど魅力ある登場人物の多かった『真田丸』、ひとりだけ挙げるというのでは、なんだかつまらないですよね。

というわけで、今日は『真田丸』で輝いていたキャストのベスト5を決めてみました。

 

1位:真田昌幸草刈正雄

…まぁ、この人ですよねw

ネット上では、ドラマ全体のMVPとして、家康役の内野聖陽さんを挙げる人が多いようです。率直に言って、演技力では確かに内野さんのほうが上だと僕も思います。でも、役柄に一番ハマっていたのは、草刈さんの昌幸だったと思うのです。

面白いことに、「演技力がある」というのと「役柄にハマっている」というのとは、また別の話なんですね。

草刈正雄さんという俳優の存在は、以前から知っていました。実を言うと僕の母が彼の大ファンで(w)、彼の出演するドラマをよく見ていた(というか、見せられていたw)からです。けれど、『真田丸』以前は、「あぁ、あのイケメンのおじさんね」程度にしか思っておりませんでした。

ところがどっこい、『真田丸』を見て、「あぁっ、草刈正雄って、実はこんなに茶目っ気のあるおっさんだったのか!www」と驚きました。彼の印象がだいぶ変わりましたね。

ネットの動画投稿サイトには、彼の若いころの動画も多数上がっています。僕もいろいろ見てみましたが、正直言って、全然いいと思わなかったw

確かにイケメンなんだけど、逆に言えば「単にルックスがいいだけ」なんですね。人間としての深みが足りないというか。やっぱり彼の真骨頂は、「昌幸パッパ」なのだと思います。

…これはもう冗談抜きで、草刈さん演じる昌幸こそが、今の日本における年長男性の理想像にさえ思えます。

 

2位:徳川家康内野聖陽

こちらも大変素晴らしかったですが、僕はあえて2位に選びました。もっとも、上述のとおり、演技力では草刈さんよりも内野さんのほうが上でしょうね。

なんといっても、神君伊賀越えのときがかわいかった、の一言に尽きますねw 同じくかわいいおじさんである本多正信&忠勝との絡みもまたかわいかった。というか、徳川方は総じてかわいかったですw 

後述する上杉景勝もそうだけど、三谷幸喜さんはおじさんをかわいく描くことにかけては天才的ですね!

内野家康で個人的に好きなのは、関ヶ原前夜、石田三成らと対立する場面。意見しようとした景勝に向かって「…上杉殿。お声が小さい。耳に入ってこぬわ」とわざと憎たらしい感じで挑発する家康が秀逸でした。あぁ、この内野さんの言い方を何回モノマネしたことでしょうw

内野家康はかわいいんだけど、同時に重厚感も兼ね備えてるんですよね。家康を演じるにはどうしても重厚感が求められるので、現代の役者さんは大変だなぁ、とつねづね思うのですが、内野さんにはやっぱり重厚感があります。

 

3位:豊臣秀吉小日向文世

小日向文世さんというのは実に器用な役者さんで、ヤクザの親分もできれば人の良い町工場のおっちゃんの役もできる。とても芸達者な役者さんだから、『真田丸』における善悪を兼ね備えた秀吉を演じるには、まさにうってつけなのでした。

信繁からの質問に「そだよっ!(そうだよ)」と江戸っ子っぽくフランクに返すところが良かった。前の天下人・信長とは全く違った魅力があるのが分かります。

真田丸』の天下人って、信長→秀吉→家康の順にショボくなっていく、といえば語弊があるかもしれないけど、人間臭くなっていく、とは言えると思います。

たぶん史実でもそうだったんでしょうね。だから信長が死んでくれたおかげで秀吉が天下を取れたし、秀吉が死んでくれたおかげで家康が天下を取れたのだと思います。

 

4位:上杉主従遠藤憲一×村上新悟)

上杉景勝直江兼続。彼らに関しては、もはやふたりでひと組、という扱いでw

真田丸』のキャスティングは「ギャップ萌え」を狙う傾向があります。生真面目な信幸兄ちゃんの役をアノ大泉洋さんが演じているのが典型なんだけど、景勝に関しても同じことが言えます。

エンケンこと遠藤憲一さんは、強面ゆえ、これまでどちらかといえばヤクザ者の役を演じることが多かった。ところが『真田丸』の上杉景勝は、ネット上で「ピュア杉さん」とか「大天使景勝さま」とか呼ばれていることから分かるように、とても可憐なキャラなんですね。笑いましたw

「あ、『可憐』って言葉、おじさん相手にも使えるんだな」と初めて知りましたw

直江兼続役の村上新悟さんも実に良かった。あのLOVE&PEACEな薄っぺら~い『天地人』の直江とは大違い! ネット上では「『真田丸』のキャスティングで『天地人』をリメイクしてほしい」という要望すら上がるほどでしたw

村上さん、声もイケボでしたね。なんでも彼が直江状を朗読するイベントというのまで開催されたのだそうで、それが好評だったというのでついにはネット上に直江状朗読動画がアップされるほどでした。

 

…ここからはもう完全に余談なので読み飛ばしてもらってかまわないのですが、僕、上杉主従を見ていると「ある日、上杉家に悪質な訪問セールスがやってきて、景勝様は天使であるがゆえに断ることができず、結局高額の商品を買わされちゃう」というシチュエーションが、ものすごく明瞭に想像できちゃうんですよね(;^ω^)

上杉さんが例によってセールスを断り切れなくて買いそうになって、直江さんが「御屋形様! なりませぬ! こんな者、磔にしてしまいましょう!」と止めようとするも、セールスマンから「お願いです! 今月ノルマを達成できないとクビになってしまうんです!」とか言われて、それで上杉さんが「…兼続、どうにかならぬか」と瞳をウルウルさせながら直江さんに訊いてきて、結局直江さんも折れて、高額商品を購入しちゃう…みたいな感じですw

 

5位:石田三成山本耕史

キマシタ、石田治部少輔! こいつさぁ、もう最高にムカつくやつだったよね!w

僕はこういう理屈っぽいタイプの男がもう本当に本当に嫌いw

たとえば家康との政争に負けて蟄居させられる場面で、信繁が「石田様がおられないと仕事が回らなくなりますね」と慰めると「私もそう思う」と真顔で答えちゃうんですよね。こういうとこが本当にムカつくw

秀吉没後に信繁が去就を問われて「私は石田様のもとで働きとうございます」と答えるシーンがありましたが、僕などはこのシーンを見て「えーっ、ウソだろー!? 俺、こんな奴のもとでなんか、ぜーったい働きたくねーよwwww」と思いました(;^_^A

でもまぁ、ムカつくというのは、それだけ山本耕史さんの演技がうまい、ということなんですよね。

関ヶ原前夜、三成のもとにはさっぱり武将が集まらず、彼の人望の無さが露呈するという場面がありました。全国の治部少輔ファンの歴女たちはこの場面を見て泣きに泣いたらしいんだけど(←?)、僕などは上述のとおり三成がだぁーいキライなものだから「やーい治部少輔ざまぁwwwwww」と笑いながら見ていました。

だってあの性格じゃぁ、しょうがないでしょう。僕は昔、「三成って有能な武将なのにどうしてこんなにも人望がなかったんだろう」と不思議に思ったものですが、『真田丸』を見て「あぁ、これじゃあね…」と納得しました。

三成にとって宿敵といえるのが、加藤清正福島正則に代表される脳筋体育会系の武断派なんだけど、僕は三成に比べたらまだ彼ら武断派のほうがマシだな、と思いました。

僕、体育会系の人間はぶっちゃけ嫌いなんだけど、その体育会系以上に、理屈っぽい人間のほうが嫌いなんだ、ということに我ながら気がつきました。これは僕にとって、結構新鮮な発見でした。

 

 

 

…以上、勝手にランキング形式で発表してきました。

ここまで書いてみてつくづく思ったことだけど、やっぱり『真田丸』って、群像劇なんですよね。信繁の一代記というよりかは。

個々の登場人物たちがどれもこれも「キャラ立ち」しているからこそ、「スピンオフを!」というファンからの要望が絶えないのでしょう。ぜひとも、スピンオフドラマ、やってほしいですね!

個人的には、草刈昌幸の若いころの話とか、治部&刑部の視点から描いた関ヶ原の戦いとか、はたまた上杉主従の視点から描いた長谷堂城の戦いとかをやってほしいですw