Furusawa Keisuke's blog

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【将棋】連盟新会長に佐藤康光九段

将棋界が新しいトップを迎えました。

 

谷川浩司・前日本将棋連盟会長の辞任にともなう臨時総会および理事会が本日(6日)、東京・千駄ヶ谷将棋会館にて行われ、佐藤康光九段が新会長に選出されました。

 

www.asahi.com

佐藤新会長は、あの羽生さんと同世代。いわゆる「羽生世代」の棋士のひとりです。

若いころはオーソドックスな棋風で知られ、「正統派居飛車党」(※)と評されていました。

※将棋の戦法はおおまかに、飛車を初期配置(2八)のまま動かさずに戦う「居飛車戦法」と、飛車を左に動かして(=振って)戦う「振り飛車戦法」に分けられる。居飛車戦法を多用する棋士は「居飛車党」と呼ばれ、大半の棋士はこの居飛車党である。

 

しかし羽生さんとの幾重にもわたる死闘を通じて次第にその棋風を変化させていき、今日ではむしろ、他の棋士には真似できないようなアクロバティックな将棋を指す棋士として定評があります。

 

そんな佐藤新会長ですが、今後の運営は前途多難と言わざるを得ません。

本ブログでもたびたび報じているように、昨年秋、三浦弘行九段にソフト不正使用疑惑がもたれ、三浦九段は最高峰の棋戦・竜王戦への挑戦権を獲得していたにもかかわらず、出場を禁じられました。

その後、第三者委員会の調査により三浦九段の潔白が明らかになると、将棋ファンの間で、三浦九段の処分を決定した連盟関係者ないし棋士を処罰するよう求める声が日増しに高まっていきました。

谷川前会長が辞任を余儀なくされたのも、三浦九段冤罪事件による心労が原因です。

 

すでに事態は動き始めています。

今日も、28名の棋士から、職にとどまっている常勤理事5名の解任を目的とした臨時総会開催の請求が出されました。連盟は2月27日に臨時総会を開催、この問題について議論するとのことです。

また、谷川前会長の実兄である谷川俊昭さんが、三浦九段の名誉回復などを求める署名を佐藤新会長に直接手渡す予定です。

 

www.huffingtonpost.jp

いまや将棋界を揺るがす一大スキャンダルとなった、三浦九段冤罪事件。

佐藤新会長はこの未曾有の難題を前にどのような“差しまわし”を見せてくれるのでしょうか。

 

その手腕が注目されています。