Furusawa Keisuke's blog

政治から映画、アニメ、将棋まで幅広く語ります。

最近見た映画の感想(第145回)

今回は、昨年話題になった“あの映画”も取り上げますよ~♪

 

・『ソフィーの選択

1940年代後半のNY。田舎から上ってきた主人公の青年は、まだ若干訛りの残るヨーロッパ出身の女性メリル・ストリープと知り合り、親密な仲になる。彼女はやがて青年に、自らの過去を語り始める。

彼女の“過去”は、しかしながら語られるたびにその内容がころころ変わっていく。だが最後の最後で、ようやく真実らしい話に行き着く。観客はそこで、タイトルの意味を知ることとなる。

それにしてもメリル・ストリープの存在感といったら! 

彼女は普通に米国で生まれ、米国で育った生粋の米国人であるにもかかわらず、本作では訛った英語や、ポーランド語、さらにはドイツ語まで使い分け、どれもこれも実に流暢にしゃべっている。語学の才に恵まれているのだろう。

中盤、彼女がじっとカメラ目線で、自らの過去を語り続けるシーンは、ひときわ印象に残る。

いやぁ、本作は完全に、メリル・ストリープの映画ですなぁ!

 

 

・『続 ある愛の詩』

え~っと、皆さまは『ある愛の詩』という死にオチ映画をご存じでしょうか。

なんかいろいろあって最後はヒロインが白血病で死ぬという、実に王道ラストの映画です。

で、主人公が「愛とは決して後悔しないこと(キリッ」とか言うんですが、イヤお前どこからどう見ても後悔しまくりやんけ、シバいたろか、というツッコミどころ満載の映画でございました。

んで、コレはその続編。ヒロインのお葬式のシーンから始まりますw

それから何年か経つんだけど、やっぱりヒロインのことが忘れられなくてひとりで夜の海なんか眺めちゃったりしちゃって、途中イイ女とも知り合うんですが、亡きヒロインの面影を重ねてしまい、最後には別れてしまいます。定番ですね。

劇中、なんか労働者の搾取がどうのこうのとかいうセリフがあって、あ、前作より政治色強めなんだな、と思いました。

いや、本当は前作でもそれっぽいシーンはあったんでしょうけど、ヒロインの死ばかりにライトが当てられて、それ以外の部分は目につかなかったのでしょうね。

やっぱり、このテの映画は最後にヒロインが死なないと締まりませんなぁ!

 

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・『シン・ゴジラ

え~何? 庵野さん、ゴジラなんか撮るの? そんなことより庵野さんにはほかにやらなきゃいけない仕事があるでしょうが! 

…と劇場公開前まではブーブー文句を言っていたものだけど(w)、ふたを開けてみたら大ヒットを記録してしまった、『シン・ゴジラ』。

タイトルにあるカタカナ表記の『シン』がいかにも庵野作品らしく謎めいているが、「新」と「真」の両方の意味を兼ねたダブルミーニングと見るべきだろう。今までにない新しいゴジラであると同時に、これぞ正真正銘本物のゴジラだ、と言いたいわけだ。

東京湾にナゾの巨大生命体が出現。「ゴジラ」と命名されたそれは、首都圏の建築物を次々となぎ倒していく。日本は突如として、存亡の危機に立たされる。

…という内容なのでてっきり特撮アクション映画だとばかり思って見てみたら、

「…え? あっ、この映画、アクションじゃなくてポリティカルサスペンスだったんだ!」

と、全国の観客たちをあっと言わせた本作。みなさん、まんまと庵野さんのトラップに引っかかってしまったのであった(ま、いつものパターンですな)

とはいえ政治一辺倒というわけでもなく、要所要所でしっかりスペクタクルも用意してある。ふつうは両立が難しいとされる「政治とエンターテインメント」をものの見事に両立させてしまったわけで、庵野さんの手腕は高く評価されてしかるべきだろう。

…さぁて、次はいよいよ、シン・エヴァンゲリオン劇場版ですね。

庵野さん、待ってます(にっこり

 

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・『ジェイソン・ボーン

マット・デイモンが頭脳派スパイに扮してマーシャルアーツで敵をなぎ倒す、『ボーン』シリーズの最新作。

今回は、あのトミー・リー・ジョーンズ演じるCIA長官に単身立ち向かう、というお話である。なんだ、ジョーンズ調査員、今度はCIAに潜入したのか。よく働くなぁ

ギリシャ経済危機やスノーデン事件もちゃっかりストーリーに盛り込んでいるあたり、さすがハリウッドは仕事が早いですねぇ。

もっとも、肝心のアクションのほうはど~にも中途半端な感じ。個人的にはやっぱり、以前の『ボーン』シリーズ3部作のほうが楽しめましたなぁ。

 

 

・『ダーリング』

主人公の女はとにかく男をとっかえひっかえするのだが、どれもこれも長続きしない。

享楽的な毎日を過ごすなかで、彼女の心の渇きが癒されることはない。

そんなダメ女子の毎日を、ときにクールに、ときにユーモラスに描いた、60年代イギリス映画の佳作。

ところどころで当時のイギリス社会を風刺していて、その点も面白い。

 

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