Furusawa Keisuke's blog

政治から映画、アニメ、将棋まで幅広く語ります。

最近見た映画の感想(第158回)

・『足ながおじさん』

20世紀アメリカを代表するミュージカル・スター、あのフレッド・アステアが足ながおじさんを演じた、55年公開のミュージカル映画

アステア御大、本作公開当時すでに50代後半であったはずだが、冒頭からして軽快に歌って踊るのだから恐れ入る(^▽^;)

テンポもよく、明るく楽しいミュージカル映画だ。

終盤は、終始音楽だけが流れセリフが一切無いなか、ヒロインがバレエを舞う。あの『巴里のアメリカ人』をほうふつとさせる、実に幻想的なラストだ。

 

 

・『アニー』

ブロードウェイ・ミュージカル『アニー』は、これまでたびたび映画化されている。

今回取り上げるのは、最初の映画化作品である、1982年版。監督はなんと、あの『マルタの鷹』のジョン・ヒューストンだ。

NYのある金持ち夫婦が、孤児院から女の子・アニーを一時的に引き取る。当初はマスコミ向けのPRに過ぎなかったが、アニーとともに過ごすうちに家族の大切さに気付き、いろいろあって最後はアニーを養子として引き取る、というお話。

とにかく主人公・アニーが明るくチャーミングでかわいい!

映画全体もとても明るくテンポよく、万人が楽しめるエンターテインメント作品へと仕上がっている。

1930年代が舞台というのが、また良いねw この時代にはなんともいえない、独特の匂いがある。

主題歌“Tomorrow”が頭から離れない。

 

 

・『アラスカ珍道中』

ビング・クロスビーらが主演をつとめた『珍道中』シリーズは40~50年代にかけて人気を博し、7作まで制作された。

今回ご紹介するのは、1946年に制作された4作目『アラスカ珍道中』。

金鉱の地図を手に入れた主人公一行が、一路アラスカへと向かうという内容だ。

魚や熊がしゃべったり、パラマウント映画のオープニングロゴをあしらったギャグもあったりと、終始コミカルな映画であった。

ハリウッドにありがちなご都合主義展開を逆手に取った楽屋オチ的なお笑いが『珍道中』シリーズの人気の秘訣だったが、さすがに現代の我々の目には、やや色あせて見えるかもしれない。

 

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・『アメリカ交響楽』

実在した音楽家ジョージ・ガーシュウィン(1898‐1937)の生涯を描いた伝記映画。

「…誰ソレ?」と思われる方も多いかもしれないが、彼の代表作“ラプソディ・イン・ブルー”や“パリのアメリカ人”を聞けば、「あぁ、あの曲かぁ!」と納得するはずである。

そんな誰もが知っている名曲たちが次々流れる本作。

どうしてだろう、この時代にはまだ生まれてもいないはずなのに、懐かしい気分にさせてくれるのは。

 

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・『5つの銅貨』

これまた実在のコルネット奏者レッド・ニコルズの半生を描いた映画である。

1920年代のNY。主人公のニコルズ青年はジャズ界の大御所ルイ・アームストロングの出演する闇酒場(※)に飛び入りでセッションをし、実力を認められる。

※当時は悪名高い禁酒法の時代であった

やがて楽団を結成、全米で巡業を行うが、多忙のなか、娘が小児麻痺で倒れてしまう。これまで仕事一筋で家庭を顧みなかったことを反省したニコルズは、音楽の世界から足を洗い、LAの造船所の職工となって娘を支えていく。

やがて娘に励まされた彼は、ふたたび楽器を手に取って練習を重ね、かつての実力を取り戻していく。復帰公演ではあのルイ・アームストロングも駆けつけ、盛大なセッションが繰り広げられる。

…というわけでおいしいところばかりもっていく(w)ルイ・アームストロング、なんとご本人の出演である。間違いなく、本作一番の見どころだろう。

中盤、レストランにて新しいアレンジの楽譜を渡されたメンバーたちがそれぞれのパートを口ずさむと、そのままシームレスにセッションの場面へとつながる。

なんでも脚本家の三谷幸喜氏は、このシーンに感動して脚本家になることを決めたんだとか。

そういう意味では、とても重要な映画なのだ。

 

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