Furusawa Keisuke's blog

政治から映画、アニメ、将棋まで幅広く語ります。

2018年2月のまとめ

気候

今年は、2月16日が旧正月であった。

本ブログの読者の皆さまならばよくご存知かと思うが(w)、僕は実を言うと旧暦復活論者であり、毎年旧正月を私的に祝っているのである。

僕は前々から、真冬である新暦の1月1日を正月として祝うのはおかしい、と思いつづけてきた。二十四節気で言うと、これから小寒が来て、大寒が来るという時期である。そんな時期の、一体なにが「迎春」か。

その点、新暦の2月ともなると、そろそろ梅の花も開花し、寒いなかにも春の訪れが感じられるようになる。やはり、この時期こそ本来の正月だろう。

日本人が旧正月を忘れてしまって久しいが、幸いなことに近年では、訪日する中国人観光客のおかげで、日本人も再び旧正月春節を意識するようになった。

これは、良いことだ。僕のように普段なにかと中国を批判してやまない人間でも、この点は良いと率直に認める。

 

私生活

今月は、私生活でなにかとトラブルが多かった。

……といっても、なにも喧嘩したというのではない(w)。そうではなくて、家具の不調や故障が多かったのだ。

今月の半ば、いつものようにパソコンを起動したところ、突然

Alert! The AC power adapter wattage and type cannot be determined .
The battery may not charge . The system will adjust the performance to match
the power avaiable .
Note : This warning can be disabled in BIOS setup

なる英文が表示されるではないか! これには、焦った(;^ω^)

画面の下のほうにある「continue」なる箇所をクリックすると、なんとか立ち上がるのだが、ブラウザの動作がやけに遅くなってしまい、フラストレーションがたまる。

ネット上で調べてみると、どうやら僕と同じ型のパソコンを使っているユーザーも、しばしばこの問題に悩まされているようだ。

さらに調べてみると、どうやらパソコン本体ではなく、ACアダプターのほうに問題があるらしいことが分かってきた。パソコンのバッテリー残量が通常通りであれば――僕の場合はコレだった――アダプターの接続のほうに問題があるらしい。

こういうときは、一度電源を引っこ抜いてしまうに限る。抜いて数十秒ほど経ってから再度接続してみたところ……

今度はちゃんと、普段通りにパソコンが立ち上がったではないか!

ブラウザの動作も、正常だ。あ~、良かったぁ~(www

なんてことはない。アダプターの接続がうまくいっていなかったという、ただそれだけの話であったようだ。やれやれ

 

……と思ったのもつかの間(w)、今月末、今度は電子レンジの調子がおかしくなってしまった。

実を言うとここ最近、「キィーン」という金属音がときおり鳴るので気になってはいたのだが、いよいよけたたましい騒音がするようになってしまったのだ。

う~む。この電子レンジは僕が大学に入学したとき(2003年春)に購入したものなので、実に15年という年代物である。こりゃあ、いよいよ替え時かな……

さっそく、近所の家電量販店にて新しい電子レンジを購入。かくして、2月26日、青年将校ならぬ電子レンジが、我が家を占拠したのでありました。

 

将棋

将棋界ではここ最近、若きヒーローの誕生が相次いでいる。昨夏の菅井王位昨秋の中村太地王座の誕生がそれだが、今月、彼らをも上回る更なるヒーローが誕生した。

言うまでもなく、藤井聡太五段である。

藤井五段は、今月17日に行われた「朝日杯将棋オープン戦」の、まずは準決勝戦にて、なんとあの羽生善治竜王(!)に勝利。つづく決勝戦では広瀬章人八段を破り、みごと優勝をおさめたのである。言うまでもなく、中学生が一般棋戦で優勝をおさめるのは、将棋界始まって以来のことだ。

藤井五段はさらに、この戦績により、六段への昇段を果たした。中学生の六段昇段は、これまた前例のない快挙である。

 

www.huffingtonpost.jp

ここまでくると、もはや少年漫画の世界だ(w)。いや、少年漫画よりも現実離れしていると言えるだろう。

少年漫画であれば、「中学生の主人公がラスボスを破って一般棋戦優勝!」とやると、編集者から「ちょっと、先生、困りますよ、こういうご都合主義の展開は」とクレームがつくだろうから(^▽^;)

 

藤井五段は、たった半月で藤井六段へと進化してしまった。藤井七段はいつ見られるのだろう。今から楽しみだ。

 

映画

今月もまた、例によって映画(DVD)を30本見た。

今月見たなかでのベストは、アンドレイ・タルコフスキー監督の『アンドレイ・ルブリョフ』だ。

中世ロシアの実在のイコン画家、アンドレイ・ルブリョフが世の無常に絶望しつつも、最後には若い鐘職人が鐘をつくるのに成功するのを見て希望を取り戻す、という内容。ラスト、延々10分近くにわたってルブリョフのイコンの実物が映し出される。感動的なラストだった。

このほかにも、いい映画をたくさん見た。

『クンドゥン』は青年時代のダライ・ラマ14世を描いた作品。チベットの歴史や文化について知りたいという方は必見だ。

『MON-ZEN』は、禅の修行のため来日したドイツ人兄弟の東京での珍道中がなんとも笑える一作だ。だがただのコメディ映画ではなく、ふたりが禅寺での修行を通じて心の平安を得ていく過程が描かれていて、感心した。

『ダウンタウン物語』は登場人物全員が子供という異色のギャング映画。だがストーリーや楽曲は意外にも本格的。子供の世界というのは、実のところ大の大人のそれと基本的には相違ないんだ、ということがよく分かる作品だった。

『ディスクロージャー』は、普段あまり顧みられることのない「男性のセクハラ被害」をテーマとした社会派の作品。いろいろと考えさせられた。

『戒厳令』は、北一輝を演じる三國連太郎の役への傾倒ぶりが印象に残る一作だった。三國はナショナリズムへの関心が強い俳優だった、と聞いたことがある。北一輝について、2.26事件について、思うところがあったのかもしれない。

 

アニメ

いやぁ、今期は豊作だ(w

当初、『3月のライオン』と『恋は雨上がりのように』の二作品が気に入っていたが、今月に入ったあたりから『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の良さがようやく分かるようになってきて、今のところ、これら三作品が僕のお気に入りである。

3月のライオン』は1期のころよりも面白い。ひなたちゃんのいじめ問題という陰湿なエピソードがようやく終わり、主人公・桐山五段がラスボス・宗谷名人に挑戦した。これとちょうど時を同じくして、リアルの将棋界のほうでも藤井五段(当時)と羽生竜王との対局が実現したのは、出来すぎた偶然であった(w

恋は雨上がりのように』は、40代のファミレスの店長が主人公。僕くらいの歳(33歳)になると、もはや『SAO』のキリト君みたいな「俺TUEEE」的な10代のヒーローよりも、こういう冴えない中年のおっさん主人公のほうに感情移入してしまう(w)。しかも物語が進むにつれて、どうやら店長はかつて文学青年であり、文学を志すも挫折、ファミレス店長に落ち着いたらしいことが分かってくる。う~ん、ますます共感(w

ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は、放送当初は地味なアニメだなと思ったけど、回を重ねるにつれて次第にその良さが分かってきた。主人公・ヴァイオレットが人々との心温まる交流を通じて、次第に表情豊かになっていくところが、我々の胸を打つ。

これら三作品のほか、『宇宙よりも遠い場所』も良い。10代の少女たちの揺れる心が丁寧に描かれていて、好感が持てる。

今期もうひとつの将棋アニメ『りゅうおうのおしごと!』は「どうせラノベ原作でしょ~?」と当初はバカにしながら見ていたのだが(w)、意外にも、実力至上主義である将棋界のシビアな一面が描かれているほか、段位制度や「形作り」などの将棋用語の意味も丁寧に解説されており、たいへん面白く鑑賞することができる。もちろん、幼女や銀髪のヒロインなど、ラノベ原作ならではのキャラクターも多数登場するので、一般のラノベファンもご満足いただけることだろう。

このほか、『からかい上手の高木さん』や『博多豚骨ラーメンズ』も結構楽しみながら見ている。『高木さん』はもはや「高木さんヤバい」としか感想の述べようがない(w)。我々の語彙力すらも奪ってしまう高木さんの魅力に要注目だ。

博多豚骨ラーメンズ』は、「女装が好きだけど性格は完全に男」というなんとも強烈なキャラクターの殺し屋を描いていて、興味深い。「ハァ? 女装好きなのに性格が完全に男? そんなやつ本当にいんの?」と疑う人は、女装業界を知らない人である。実際に女装者のコミュニティーを覗いてみると、こういうタイプの女装者も一定数いることが分かる。

 

最近、「よくもまぁ、あんなに毎日コツコツと書評を書けるものですね。更新のペースが早すぎて読書が追いつかない、なんてことはないんですか?」とよく訊かれる。

全く逆だ(w)。むしろ読書のペースが早すぎて更新のほうが追いつかないほどである(w

今月読んだなかでのベストは、小室直樹さんと山本七平さんの対談本『日本教社会学』なのだが、あいにくまだ公開できていない(;^_^A 他に書評を書かなければならない本が山ほどあるからだ。3月の中旬くらいには公開できるだろうから、それまで待っていてほしい。

このほか、中島岳志さんの『アジア主義 その先の近代へ』も、アジア主義の歴史がコンパクトにまとめられている良著だ。こちらも、公開はこれから。3月を待ってね♪

他に面白かったのは、『天使の世界』。よかった、こちらはちゃんと今月中に公開できた(w)。人間のイマジネーションの持つ豊かさに、感動させられた。